時が良くても悪くても
「人の歩みは主によって定められる。
人はどうして自分の道を悟ることができるだろう。」
箴言20:24
<時が良くても悪くても> 第二テモテへの手紙4章1~5節
私たちは、時が悪いと言っては、落ち込むことがあるのではないか。今は、時が悪い。だから、「神様にお任せする」という言葉に身を隠して、自らの果たすべき役割から目をそらしている。そのようなことがあるかも知れませません。しかし、パウロはテモテに「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」と励ましたのです。
パウロがテモテに命じた5つの命令と4つの勧めの言葉から、みことばを宣べ伝えること、キリスト者が最高の目標とすべきことについて考えてみましょう。
パウロは、テモテに対し「神の御まえで・・・厳かに命じます」と、これから命じることの内容の重要性を明らかにし(1節)、テモテに5つの命令をしるします。
①みことばを宣べつたえなさい。②時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。
③忍耐の限りを尽くし、絶えず教えながら、責め、④戒め、
⑤勧めることである(2節)。
この命令が出される理由が記され(3~4節)、さらに、テモテに4つの勧めを述べる。①どのような場合でも慎むこと②苦難の絶えること③伝道の働きをすること④自分の務めを十分に果たすこと(5節)である。
みことばを宣べ伝えること、キリスト者が最高の目標とすべきことは、みことばによってキリストが現され、人々の目を神に向けさせることです。その目標のために、私たちは先に召されたのです。まだ救いに与っていない人も、すでに救いに与った人も、すべての人の目を神様に向けさせるもの、それが神のみことばです。みことばを宣べ伝えることに関する限り、時の良い悪いは関係ありません。いつでも、どこでも、福音を必要としている人々がいます。「あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでも、いつでも弁明できる用意をしていなさい。」(Ⅰペテロ3:15)とある通りです。是非、勇気を出して立ち上がり、主のために、主の愛される人々のもとに足を運び福音を伝えましょう。