小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

恵みによって強くなりなさい。

「わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。
 それが、わたしと地との間の契約のしるしである。」   

                                                       f:id:koumi2016:20160627201619j:普通 創世記9:13

 

<恵みによって強くなりなさい。>       Ⅱテモテ1:15~2:7

 パウロは、迫害下にあって、自分のもとを去った人々と、苦しみをともにした兄弟の例を挙げ、自分を支え、慰めてくれる存在を通して、自身が励まされ、力を得てきた事実を語り、「キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい」と改めて自分と苦難を共にする者になるようにと招きます。パウロには、一つの大きな心の傷があり、それは、アジアの教会の兄弟姉妹たちが自分を見捨てて自分との関わりを否定した事です。仲間に裏切られることほど悲しいことはありません。しかし、あわれみ深い神様は、福音のためにいのちがけで宣教し投獄されたパウロを力づけるために、彼のもとにオネシポロを派遣されたのである。オネシポロは、危険を顧みることなく、投獄されたパウロを探し出し、パウロを励まします。パウロは、彼の励ましを心から喜びます。パウロは、テモテに「キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい」と励まします。人間の力には限界がありますがイエス様にはお出来にならないことは一つもありません。そうです。イエス様は、神の大能の力によって死の力を打ち破られ、よみがえられ、天に凱旋されたお方です。このお方に信仰によって繋がり続けているならば聖霊の力に満たされて大胆に迫害を恐れることなく、福音を宣べ伝えることができるのです。私たちは、一人ではありません。どんな時でも神様は、私たちを励ます存在を備えてくださり私たちを励まし支え続けてくださるお方です。パウロは、テモテに気づいて欲しかったのです。あなたに対してもオネシポロは、親身になって励ましてくれたではないか。助けてくれたではないか。もう一度、すでに受けている恵みに目を向けてみなさい。テモテは、パウロからの手紙を読んで勇気づけられ、再び宣教の為に立ち上がることができたことでしょう。パウロは、福音に仕える人の姿を、三つのたとえをもって説明し、テモテにゆだねられた福音の価値を再認識させ、もう一度、自分に委ねられた使命に立ち返ることが出来ました。それでも、苦しい事に直面し逃げ出したくなることもあるでしょう。パウロもそう思うことがあったでしょう。しかし、パウロは、その時、十字架の主を信仰の目で仰ぎ見たのです。だからこそ、どんな苦しみをも耐え忍ぶことができたのです。
 私たちも、私たちのために十字架の苦しみを耐え忍んでくださった主から目を離すことなく、その愛と恵みに留まり続け、上から与えられる力と助によって、主のために、福音のために、立ち上がる者になろうではありませんか。