小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

パウロからテモテへの励ましの言葉

 

「わたしがいのちのパンです。
 わたしのもとに 来る者は決して飢えることがなく、
 わたしを 信じる者はどんなときにも、
   決して渇くことがありません。
」             

                                                       f:id:koumi2016:20160627201619j:普通 ヨハネ 6:35

 

<パウロからテモテへの励ましの言葉>    Ⅰテモテ4:12~16

 パウロは、テモテが年若ったために、一部の教会員が彼の指導者としての能力に疑いを持っていたことも知っており、テモテへの助言と励ましの言葉を記したのです。今朝も、テモテに対する励ましの言葉を私たちに対する励ましの言葉として受け取りみことばにきいてまいりましょう。
 パウロは、テモテに信者の模範となるようにと勧めています。12節参。
牧師に求められることの一つは、教会員の模範となることです。どんなに教えている内容が正しくても、教えている者の言動が違っていたら説得力がありません。信者の模範となるべき5つの資質を挙げています。
一つ目は、ことばです。パウロは、テモテに自分が口にすることばに気をつけるよう助言します。二つ目は、態度です。それも、すべての人との関わりの中に見られる態度です。牧師は、いつ誰に対しても公平に、差別することなく、みな同じように愛をもって対応することが求められています。三つ目の信仰は、キリストへの忠実さ、またはキリストへの人格的信頼です。牧師は、何と言っても、キリストに対し、忠実な者であることが求められます。牧師は、主から牧するようにと任された羊である兄弟姉妹たちをみことばをもって養うことに忠実でなければなりません。四つ目は、純潔です。牧師は、思いにおいて行いにおいて、十字架の主によって、きよくあることが求められます。最後は愛です。教会を愛し、主から任された羊である教会員お一人お一人を愛するために召された牧師は、愛すること、それ以上に十字架で死に命をかけて愛してくださったイエス様の愛を誰よりも深く受け取ることにおいて、模範とならなければなりません。
 また、パウロは聖書朗読と勧めと教えに専念しなさいとテモテに命じます。なぜ、そのような指示が必要だったのでしょうか。それは、エペソの教会には、偽教師が存在し、教会員を間違った教えに誘う者たちがいたからです。しかし、礼拝において聖書朗読がなされ、その聖書箇所に関する正しい勧めと教え(教理)が語られるならば教会員たちが偽教師に惑わされることはありません。なぜなら、教理によって本物と偽物を区別することが出来るようになるからです。このように牧師の働きは、テモテ4:1に記された「惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れる」ことからの救いのため、まさに、御国を受け継ぐ祝福に与る道を一心に前進していくために、信仰のことばと良い教えによって養い、霊的鍛錬を励まし、信者の模範となり、教えることです。
教会員の一人一人が神の祝福に与ることができるかどうかという重大な責任が牧師にゆだねられているのです。教会は、牧師が主から与えられた務めを果たせるように執り成し祈らなければなりません。牧師も祈られた者として祈りつつ務め励みます。