真の信仰に至るまで
「あなたがたは行って、
あらゆる国の人々を弟子としなさい。」
マタイ28:19
<真の信仰に至るまで> ルカ24:13~35
今、クリスチャンとして歩んでいる一人一人も、最初から聖書に書かれてあることがすべて理解できたわけではありませんでした。聖書を読み、礼拝に集い、みことばの説き明かしを聞き続ける中で、だんだんと聖書が教えていることの理解が深められてきたのです。
信仰の知識は「自分なりに」努力して得られるものではありません。イエス様が二人の弟子に、「ご自分について聖書全体に書いてあることを彼らに説き明かされた」とあるように、聖霊に導かれた聖書の説き明かしを聴く必要があるのです。みことばが説き明かされること、イエス様との交わりと聖霊の助けがあって初めて、私たちは本当の意味で、救い主なるイエス様、死からよみがえって今も生きておられるイエス様、とこしえまでも共におられるイエス様を信じることができるのです。
人間の知識や経験で理解しようとすると、かえって分からなくなってしまうのは、イエス様が、人間の知識や経験をはるかに超えたお方だからです。 復活の主を信じて生きるため、真の信仰に至るためには、一人一人、エマオへの道のりが必要なのです。イエス様が共に歩いて下さるエマオへの道のりは、みことばの説き明かしと、イエス様との交わりによって導かれ、はじめは失望や疑いに閉ざされた目が、確かな希望への確信に開かれるという恵みに満ちた道のりであり、私たちが向きを変えて、イエス様の元へと立ち返る歩みです。それは、とりもなおさず、私たち一人一人が「真の信仰に至るまで」の道のりです。
教会の礼拝に集い、みことばの説き明かしを聞き続けていくなら、聖書が伝えるイエス・キリスト、今も生きておられる救い主イエス様が、必ず分かるときが来ます。それは、イエス様が、今から2000年前の人々だけでなく、今も私たちのところへ、求める者のところへ、ご自分から足を運んで出会ってくださり、共に歩んで導いて下さるため、イエス様が送られた聖霊が、語られるみことばと共に働いてくださるためです。
私たちがイエス様と共にいること、イエス様のみことばに聞き、イエス様との交わりの中にいることが大切なのです。今日、イエス様との交わりは、イエス様が与えてくださる助け主、聖霊様によって持つことが出来ます。
真理を求める旅は、まだ始まったばかりです。どうぞ、永遠のいのちに至る道があなたのために備えられていることを信じて、共に歩み続けようではありませんか。イエス様は、あなたが求めるならばご自身の予定を変更し、同じ宿に泊まってくださるほど優しいお方です。そして、あなたが真の信仰に至るまで、聖書から真理のみことばを語り、導いてくださいます。イエス様は、命をかけて愛し、今も生きて共におられる、あなたの救い主だからです。