罪人を招かれる主
「わたしの何が主に喜ばれることなのかを
吟味しなさい。」
エペソ5:10
<罪人を招かれる主> マタイ9:9~13
マタイは自分が罪人であることを自覚していたことでしょう。彼は職業柄、同胞のユダヤ人から、遊女や異邦人と同じように罪人と呼ばれていることを知っていました。人間的に見れば、将来が保障されている職業に就き、金銭面では何の心配もいらない生活を送っていましたが、心の底に満たされない虚しさを抱えていたのでしょう。マタイは、本当の意味で愛してくれる友や、心を開いて本音を語れる相手がいなかったと思われます。そんな彼に、自分からは決して近づくことの出来ないお方であるイエス様の方から声をかけて下さったのです。
イエス様は、本当に不思議な魅力に満ちたお方です。罪という恐るべき病に魂を侵され、富と権力の虜にされていたマタイは、イエス様と出会い、何のためらいもなく、イエス様の招きに従って立ち上がることができたのです。そして、イエス様の弟子となり、罪の力から解放されました。イエス様は、マタイの病を癒すため、彼の罪を取り除くために、彼のもとに足を運ばれた魂の医者です。イエス様は、患者である罪人が、御許に来るのをただ待つのではなく、自分から多くの犠牲を払って罪人である私たち人間のもとに来てくださり、その身代わりとなって、十字架にかかり、罪の罰を代わりに受けてくださったお方です。そして私たちの友となり、人生を共に歩んで下さいます。
私たちの魂は、イエス様と出会い、自分の罪を素直に認め「ごめんなさい」と悔い改める時、罪が赦され、罪の力から解放されるのです。 イエス様は、マタイのためだけでなく、あなたを招くためにも来てくださった救い主です。「わたしについて来なさい」とイエス様はあなたを招いておられるのです。愛されていること、ゆるされていることを知り、確認し続ける尊い食卓をともに囲むことをゆるし、喜んでくださる…神の子としてくださる、この招きが、まさしく罪人である自分のようなものに与えられているとは、なんという素晴らしい知らせ、喜びに満ちたグッドニュースではないでしょうか。これこそが福音です。
イエス様は、罪人である私を、あなたを招き、救うためにこの世に来て下さった神の御子です。「わたしについて来なさい」と、イエス様はあなたに語られるのです。
今日、この招きに応答し、イエス様に従い、共に生きる決断をしようではありませんか。そこからあなたの新しい人生がはじまります。罪赦された罪人としての平安と希望、幸いに満ちた人生を共に歩んでまいりましょう。