求め続けよ
「主であり、師であるこのわたしが、
あなたがたの足を洗ったのであれば、
あなたがたもまた、
互いに足を洗い合わなければなりません。」
ヨハネ13:14
<求め続けよ> マタイ7:7~11
「求めなさい」「捜しなさい」「たたきなさい」という、これら三つの言葉には、文法的な共通点があります。それは、原語の「現在命令形」が使用されていることです。その時制を踏まえて訳すと、「~し続けなさい」「常に、継続的に、習慣的にそうし続けなさい」という意味になり、三つの言葉は、それぞれ「求め続けなさい」「捜し続けなさい」「たたき続けなさい」となります。つまり、私たちが熱心に、主体的、意欲的に祈り求め続けることが教えられているのです。
また、私たちが祈り求める、その祈りを聞いて下さる天の父なる神様がどのようなお方であり、神様と自分がどのような関係であるかに目を向けさせてくださるお方です。
イエス様を信じた人々は、一方的な恵みにより、父なる神様から信仰を与えられ、神の子の身分を与えられて、父なる神様と親子の関係に移されます。ですから、親子とされた者たちは、遠慮することなく、大胆に父なる神様に祈り求めることが出来るのです。さらに、イエス様は、天の父なる神様が求める者に一番良いものである聖霊様を与えてくださることを教えてくださいます。私たちは遠慮することなく、心からのさけびをもって、天の父なる神様に聖霊様に満たしてくださいと祈り求め続けてまいりましょう。
これまで以上に天の父なる神様との霊的な交わりが深められ、与えてくださると約束された沢山の祝福を受け取る者となるために、何よりも私たちが父なる神様が与えてくださった良いものである聖霊様を自分の心の王座にお迎えし、自分が本当に望んでいることが、神様のみこころにかなうものとされていくことを、日々の生活の中で体験し、その恵みを深く味わう者でありたいと願います。
子どもとして大胆に祈ること、キリストの弟子として、キリストの命令に心から従うこと。この二つのことは、私たちの心が聖霊様にご支配され続けている時に可能となり、私たちはどのような苦しみも悲しみも感謝と喜びに変えられ、嵐の中でも平安をもつことができる…すばらしい約束の祝福にあずかることができるのです。
最後にイエス様の弟子たちに対することばを記します。
「あなたがたが、わたし(イエス)の名によって何かをわたしに求めるなら、わたしがそれをしてあげます。もしわたしを愛しているなら、あなたがたはわたしの戒めを守るはずです。そしてわたしが父(神)にお願いすると、父はもう一人の助け主(聖霊)をお与えくださり、その助け主がいつまでも、あなたがたとともにいるようにしてくださいます。」 ヨハネ14:14~16