小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

識別力を働かせて

「わたしの家は、

 あらゆる民の祈りの家と呼ばれる。」

 

                  f:id:koumi2016:20160627201619j:普通  マルコ11:17

                                  

<識別力を働かせて>     マタイ7:6

 イエス様は、私たちに否定的な意味でさばくことについて、「さばいてはいけません」と言われましたが、何に対しても分析や評価や判断を放棄するように言われたわけではありませんでした。6節のみことばは、そのことを譬えで語り、さばくことの肯定的な意味である、分析や評価や判断など、識別することの重要性を教えておられるのです。聖書の各所で、私たちが判別したり、識別したりすることを尊び、勧めています。分かりづらい異端やにせ預言者たちに対峙できるよう、彼らの教えを分析し、評価し、判断して、ふさわしくさばくことは、教会内に悪を蔓延させないためにしなければなりません。愛する兄弟姉妹が罪を犯しているような場合も、愛をもって忠告し、その罪から決別する生活を選択するように諭すことが求められるのです。

 また、私たちが福音を宣べ伝えていくときにも、識別力を発揮して、限られた時間と労力を、本当に大切なことのため用いさせて頂きたいと願います。イエス様も、弟子たちに次のように勧められました。「一つの町で人々があなたがたを迫害するなら、別の町へ逃げなさい。」マタイ10:23福音を頑なに受け入れようとしない人々は神様にお委ねして、福音が届けられることを待っている人々のところへ積極的に福音を伝えるために、向きを変えることも必要です。福音を伝えていく時、どのように伝えたらよいのか、迷うこともあるでしょう。そんな時、私たちの一番の模範となるお方は、やはりイエス様です。イエス様がどのように人々と関わられ、ふさわしい仕方で福音を伝え、救いに導いていかれたのか。イエス様は、どのような人に対しても天の父なる神様の愛をもって福音を届けられたお方です。

 イエス様は、罪人である私たちの身代わりに、その罪の罰を受けられるために地上に来てくださいました。そのお方の愛をいただいた者として、イエス様がいのちがけで愛しているすべての人々に、天の父なる神様からいただいた福音を届けてまいりましょう。

 私たちがなすべきことは、私たちの目から丸太を取り除き、罪を赦し、恵みの内に生かして下さっている神様に感謝することです。そして与えられている聖なるもの、真珠を大切にしつつ、神様の恵みを、愛すべき隣人へ宣べ伝えることです。私たちは、周りの人々とどのように関わり、どのようにしたら、福音を素直に聞いてもらえるか。父なる神様から愛されている子としての自覚をもって識別力を働かせ、福音を伝える相手の状態や状況を正しく受け止め、見極めて、愛をもってみことばを伝えられる人に成長させて頂きたいと願います。