小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

最後の勧告

「罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、
 私たちの主キリスト・イエスにある
 永遠のいのちです。」   

                                                       f:id:koumi2016:20160627201619j:普通 ローマ6:23

 

<最後の勧告>             Ⅰテモテ6:17~21

 いよいよ、パウロからテモテへ宛てて書かれた手紙、第一の結びとなります。 パウロは6節から10節で、金銭を追い求める人たちのことについて述べましたが、ここでは裕福な人々に対する勧告を記しています。
すでに富める者たちがどのように生きたら良いのか教えていますので共にみことばにきいてまいりましょう。
パウロは、富める者が陥り易い罪を例にあげ、朽ちる富の危険性とその富の用い方を示し、まことのいのちを失うことにならないようにと勧めます。これは、本当に大切な勧めです。どれほど多くの人々が富のために人生を狂わされているでしょうか。金銭自体は、決して悪いものではありません。しかし、使い方を誤る時、神様以上に金銭を愛する時、その人を破滅へと導く恐るべき存在となることを覚えたいと思います。イエス様の弟子の中にイエス様を銀貨30枚で当時の権力者たちに売り飛ばしたユダの例を聖書は記録しています。イエス様は、ユダを心から愛され、最後の最後まで罪を悔い改めるチャンスを彼に提供し続けます。しかし、ユダは、最後までイエス様の救いの手を拒み続け、自ら滅びを選び取ることになったのです。実は、ユダはイエス様から預けられたお金の中からいつも盗んでいたと聖書は記しています。罪を犯し続けることにより、人間の良心は完全に麻痺し、平常心で罪を犯すことが可能となります。そして、罪が神との交わりを妨げ、神の愛を拒絶し、神から離れて行こうと私たちを滅びへ誘います。ですから、私たちは、悔い改めるチャンスが残されている間に自分のうちにある罪を認め、その罪を神の御前に言い表し、その罪を赦して頂き、きよい心、健全な良心、偽りのない信仰を追い求め続ける者になりたいと願います。
 神様は、本気で求める者に惜しみなく豊かに与えてくださいます。教会も、教会を建て上げる私たち一人一人も、神のことばである聖書そのものにとどまり、それ以外のもの、それ以外の教えや考え、主張があれば、心奪われるようなことがあってはなりません。聖書だけが神の言葉であって、足すことも引くこともしてはならない、みことばをそのまま信じる単純で純粋な信仰を持ち続けることの尊さを覚え、いつも自分の霊的な状態をみことばによって点検し、学び続ける謙遜さを持ち続ける者でありたいと願います。