小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

神の包括的な救済ご意志

「信じない者ではなく、
 信じる者になりなさい。
」             

                                                       f:id:koumi2016:20160627201619j:普通  ヨハネ20:27

 

<神の包括的な救済ご意志>    Ⅰテモテ2:5~17

 テモテへの手紙に見られる祈りの特徴は、すべてという言葉です。
2章の1節から7節の間に5回もすべてという言葉が出てきます。この祈りの中にすべてという言葉が沢山使われていることからパウロが包括的な神の救済ご意志を意識していたことが分かります。そして、キリストがお語りになられた言葉や行いを通しても、天の父なる神が人類の救いを望んでおられる事を知ることができます。
 キリストは、誰に対しても平等に愛を示されたお方です。キリストは、相手が誰であっても、律法の教師であっても、ユダヤ最高議会の議員であっても、取税人や遊女であっても、同じように真摯に相手と向き合い、彼らに福音の真理を解き明かされたのです。私たちは、キリストを通して神の救済ご意志を知ることができるのです。また、ヨナ書からも神の救済ご意志を知ることができます。預言者のヨナは、神からニネベの町に行き、神の裁きの警告をし、彼らに悔い改めを迫るようにと命じられます。ヨナは、神の命令に背きます。なぜなら、ニネベはイスラエルの敵国だったからです。ヨナは、敵であるニネベの町の人々は滅びてしまった方が良いと本気で考えていました。しかし、敵対する国の人々であっても、神には、滅んで欲しくない大切な人々だったのです。
 パウロも神の救済意志を体験していました。なぜなら、パウロは、キリスト者たちを迫害しキリスト者たちのいのちを奪っている人だったからです。パウロは、よみがえられたキリストに出会い、自分の罪を示され、キリストから与えられた新しい使命のために自分のいのちを捧げよう。自分のために身代わりとなって罪を贖ってくださったキリストのために生きる者になろうと彼は方向転換を決断したのです。
 悔い改めとは、神に背を向けて生きていたところから神の方に向きを変え、神の望まれる道を神の導きに従って生きることを意味しています。日本には、まだ、福音を聞いたことがなく、神に背を向けて自分勝手に生きている人々が沢山います。彼らの救いを一番望んでおられるお方は、天の父なる神です。その父なる神のご意志を知らされた者として、人々の救いに必要な福音を届ける器として、私たちは召された一人一人です。最低、週に一度は共に礼拝をおささげし、みことばにきき、キリストから派遣されて、それぞれの持ち場立場に行き、そこで神がどれほど人間を愛してやまないお方であられるか。証する者になろうではありませんか。