小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

神に用いられる器とは

「キリストはただ一度だけ、世々の終わりに、 
 ご自分をいけにえとして罪を取り除くために 
 現れてくださいました。」
             
        
                                                f:id:koumi2016:20160627201619j:普通  へブル 9:26

 

<神に用いられる器とは>    ピリピ2:19~24

 神に用いられる器となることは、キリスト者にとって魅力的な目標の一つだと思われます。パウロが自信をもって推薦したテモテもその器の一人です。では彼はどのような人物であったのか共にみことばから確認してみましょう。
 パウロはテモテのことを自分と同じ心になって奉仕した者であると断言します。パウロと同じ心になる。これはできるようでなかなか出来ないことではないでしょうか。なぜなら、人間には自分の意志があるからです。どんなにパウロが自分より年上であり、人生経験や信仰面において尊敬に値する者であっても意見が異なることが当然あるはずだからです。しかし、テモテはどこまでもパウロの意志を尊重し、パウロが神様から示されたところに全面的に賛成し、自分にできる最善をもってパウロをサポートし続けたのです。パウロは、テモテのうちに謙遜さと従順さを見ることができました。これが教会に仕えるしもべとして一番重要な姿勢です。
 パウロは、第一回伝道旅行で出会ったテモテの教会に仕える姿を見て、彼を二回目の伝道旅行に同伴させたいと考え、本人と家族を説得し、同意を得、宣教に励みます。テモテはパウロの期待に応え、彼を支援し続けます。パウロは、テモテの中に教会に仕えるしもべのあるべき姿を見出したのです。21節参照。
自分自身のことを求めている人は、沢山います。しかし、イエス・キリストのことを求めている人はわずかです。イエス・キリストのことを求める人とは、自分ではなく神様に栄光を帰する人のことです。パウロは、そのことを福音のために奉仕することであると言い換えています。
神様に栄光を帰すること、これはできるようでなかなかできないことです。なぜなら、常に自分の奉仕の動機を確認しなければすぐに奉仕の動機が自分に栄光を帰することになってしまう誘惑があるからです。ですから、奉仕する時にいつも心に覚えるべきことが「これは神の栄光につながるか」です。神に用いられる器と変えていただくために私たちは、いつもこの一番重要な問いを自分に向けて生活し奉仕する者になりたいと願います。
 クリスマスは、神の栄光のために神の独り子であられるイエス様が仕える者となるために地上に来てくださった記念すべき日です。その日に向かって私たちも神の栄光のために日々、主のしもべとなって生き、神に用いられる器と変えていただくことを心から願い、アドベントの時を過ごす者でありたいと願います。