小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

福音の真理を証する

「この世に来られた」
 ということばは、まことであり、
 そのまま受け入れるに値するものです。」

                                     
                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain Ⅰテモテ1:5

 

<福音の真理を証する>       使徒22:1~21

 パウロはあらゆる機会を捕らえ、伝道のチャンスとして積極的に行動します。今日は、彼の証から何をどのように語ればよいのか共に考えます。パウロはまず、 証を聴く人々に呼びかけます。1節参照。パウロは、自分がユダヤ人であり、自分を殺そうとした人々に対して親愛の情をもっていることをこの呼びかけを通して現わします。2節参照。同時に、パウロユダヤ人の慣れ親しんだへブル語で語ることにより冷静さを取り戻し、心穏やかに耳を傾けられるようにします。パウロは、自分の生い立ちから話はじめ、4節以降では、パウロが律法に熱心であった証拠としてキリスト者を撲滅するために、ダマスコまで足を延ばそうとした者であることを語ります。パウロが実際にキリスト者を迫害した様子については、使徒9章参照。パウロは、自分がキリストに出会う前と出会った時の事を分かり やすく群衆に語っています。6~11参照。パウロのうちには、キリストの愛が生きていました。なぜなら、自分を殺そうとする人々の救いを願い、パウロは自分の与えられた使命について語っているからです。12~15参照。
 パウロの証から、キリストが主であり、キリスト者を迫害することがキリストを迫害することであることが分かります。アナニヤは、新しく造り変えられたパウロの新しい出発のために、協力し、神様のご計画をパウロに教えます。14~16参照。パウロはキリストと出会い、自分が見たこと、聞いたことを証する証人としての使命を与えられました。パウロは、アナニヤをとおして、神様から与えられた新しい人生をすべて捧げるように招かれたのです。パウロは、その招きに従い、立ち上がります。パウロは、洗礼を受け、キリスト者として公の人生を歩みはじめます。パウロは、すでにダマスコでもエルサレムでも、キリストを宣べ伝え、福音を拒絶され、いのちを狙われる経験をしていました。それでも、パウロは真理 (異邦人も救いの対象であること)を語ったのです。21参照。人々はその真理を拒絶します。現代も福音の真理 (ヨハネ14:6)は人々に受け入れ難いものです。イエス様が真理を語り、人々の罪を明らかにされ、人々から憎まれ、恨まれ、拒絶されていったように、同じようにイエス様だけに従う者も人々から拒絶されることになります。
 イエス様のために迫害される。信仰の故に苦しめられる。それは私たちにとって何よりも名誉なことであり、光栄なことなのです。いのちがけで愛してくださったイエス様に喜んで従い、十字架のイエス様を主と告白し、主の歩まれた道を私たちも共に歩む者に変えられてまいりましょう。