小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

神に喜ばれるささげもの

「天の神ご自身が
 わたくしたちを成功させてくださる。
」             

                                                       f:id:koumi2016:20160627201619j:普通  ネヘミヤ 2:20

 

<神に喜ばれるささげもの>    ピリピ4:10~23

 パウロは、宣教する中で数々の困難を体験し、祈りの中で気づいたのです。「私を強くしてくださる方によって、私はどんなことでもできるのです。」これは、自力でどんなことでも解決できるという意味ではもちろんありません。これは、文字通り私に力を与えてぃださる方によってどんなことでもできるという意味です。パウロに力を与えてくださったお方とは、主イエス・キリストです。パウロは、さまざまな状況に自分の力で対応したのではなく、その時、その時、よみがえられたイエス様から必要な力を与えられ、ある時は忍耐する力を与えられ、ある時は、肉体の苦しみに耐える力を与えられ、ある時は不安な思いから、悲しみの思いから、怒りから、解放していただいて、一歩一歩、前に進んで行くことができたのです。
 では、パウロは、人間に頼ることがなかったのでしょうか。いいえ、パウロも心から信頼している人々がいました。それがピリピの教会の兄弟姉妹たちです。パウロと彼らの間の信頼関係はどのようにして築かれたのでしょうか。彼らは、人間的な思いではなく、相手がどうであれ、同じ目的を共有する者同士、パウロとピリピの教会の兄弟姉妹たちは、キリストにあってつながっていました。そして、パウロとピリピの教会の兄弟姉妹たちの絆は、共に苦難を共有することで堅固なものと変えられたのです。14~16参照。パウロは、14節で「あなたがたは、よく私と苦難を分け合ってくれました。」と言っています。これは、主にある交わりの中で、喜びも悲しみも共にするという意味です。喜びの時だけ、物事が順調に進んでいる時だけ、でなく、困難な状況の時、試練の時、苦しみの時、一緒にそれを共有する。その関係がパウロとピリピの教会の兄弟姉妹たちの間にあったのです。パウロがアジアをはじめヨーロッパまで力強く宣教することができた背後には、その働きを後方から支援する人々がいたからです。<br>
 神様は、宣教のために私たちがさらに苦楽を共にする者になり、犠牲のともなったささげものを通して宣教のわざに参与することを喜ばれるお方であることを覚えたいと思います。
「私(パウロ)はすべての物を受けて、満ち溢れています。エパフロディトからあなたがた(ピリピの教会の人々)の贈り物を受け取って、満ち足りています。それは芳ばしい香りであって、神が喜んで受けてくださるささげ物です。」