小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

天の故郷にあこがれて

「神は真実な方です。
    あなたがたを耐えられない試練に
    あわせることはなさいません。」

 

                  f:id:koumi2016:20160627201619j:普通Ⅰコリ10:13

                                  

<天の故郷にあこがれて>          へブル11:8~16

 へブル人への手紙の著者は、天の故郷に憧れて生き、信仰の人として死んだ人として、アブラハムの名を挙げています。「アブラハムは相続財産として受け取るべき地に出て行くようにと召しを受けたときに、それに従い、どこに行くのかを知らずに出て行きました。」
 彼の信仰の原点と言える人生の転換点、それは、創世記12章にも記されている通り、アブラハムが神様の召しを受けた時、住み慣れた地を捨てて、どこに行くのかを知らないまま旅に出た、この出来事です。この世の常識では、あり得ない決断であると言えるでしょう。しかし、アブラハムは、神様の命令に従うことを決心し、選びました。ここに、信仰とは何かということが示されているのではいかと思います。つまり、信仰とは、人間の常識で行動することではなく、神様の御言葉に従うことである、ということです。

 信仰によって生きる人は、この世ではなく永遠の御国に望みを抱きます。私たちの心には、天の故郷に憧れて、この地上において神様の約束のことばを信じ、先に天に召された兄弟姉妹たちの姿が刻まれています。彼らの晩年は、平安に満ち、御国への希望の確信と喜びに満ちていたことを知っています。地上での祈りや願いが、たとえ私たちの思い通りにならなかったとしても、ただ一つ、私たちが何よりも願い求めていること、天の御国に迎えられ、主イエス様と父なる神様とともに永遠に生きること、その願いは確かに聞き届けられ、かなえられている…私たちにとって、これ以上に幸いなことはありません。

 やがてイエス様とお会いし、先に召された兄弟姉妹たちとの再会の喜びがある…この希望に満ちた「天の故郷への憧れ」を抱きつつ、主の約束の真実さを信じて、共に励まし合い、支え合いながら、天の故郷に向かって歩んでまいりましょう。