小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

神の子の声を聞く

「ここにはおられません。
 よみがえられたのです。」

 

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<神の子の声を聞く>    ヨハネ5:19~25

 「復活」を信じる信仰は、教会の、私たちキリスト者の一番重要なものであり、確かな希望の根源です。復活された主が、今も生きて、私たちと共におられることを信じる信仰、これは主イエス様のみことばに聞くことから始まります。
 イースターの朝、私たちが共に耳を開いて聞きたいのは、神の子であるイエス様の声です。イエス様は、この世界を創造された創造主である神様を父と呼ばれ、その父なる神様から特別に人間にいのち(永遠のいのち)を与える権威とさばく権威を与えられていると弟子たちにお話しになったのです。これは、驚くべきことです。イエス様を自分たちと同じ人間であると信じて疑うことを知らなかった弟子たちにとってイエス様の発言の意味が分かりません。確かに、弟子たちが本当の意味でイエス様が神の子であることを信じることができたのは、イエス様が十字架につけられ死んで墓に葬られ、3日目によみがえられた後でした。イエス様がご自身と父なる神様との特別な関係について話された時点で弟子たちが理解できなかったのも無理はありません。それでも、イエス様は、弟子たちに話しておかなければならないと考えられたのです。
なぜなら、すべての事がイエス様の予告された通りになった時、ああイエス様がおっしゃった事の意味はそういう事だったのだと理解できるようになるためです。イエス様の弟子の一人であったマタイは、イエス様が話されたことを思い出しながらこの福音書を書いたのです。マタイは、イエス様が話された事を次のように記録しています。「父(神)が死人をよみがえらせ、いのちを与えられるように、子(イエス様)もまた、与えたいと思う者にいのち(永遠のいのち)を与えます。また、父はだれをもさばかず、すべてのさばきを子に委ねられました。」
 聖書は、すでに死んだ者もイエス様が再臨される時によみがえらされ、イエス様からさばかれることになると教えています。しかし、イエス様は次のように宣言されたのです。「わたし(イエス様)のことばを聞いて、わたしを遣わされた方(創造主)を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきにあうことがなく、死からいのちに移っています。」イエス様の再臨の時を待つまでもなく、イエス様を信じる者は今すでに死からいのちに移されているのです。なんと感謝な事ではありませんか。
 地上の生涯が終わる最後の最後まで、死で終わらず、復活されて今も生きておられる神の子の声を聞き、死の恐れを復活の希望と生きる力へと変えて下さる主と共に、喜びと感謝に溢れて歩みたいと願います。