小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

神との真実な出会い 山本 浩 師

「あなたのとなりびとを
    自分自身のように 愛しなさい。」

 

                  f:id:koumi2016:20160627201619j:普通  ルカ10:27

                                  

<神との真実な出会い>    マタイ2:1~11

 ・エピファニー(顕現日)
『教会歴』によれば12月25日のクリスマスから12日数えた日を顕現日と言い、そこから一番近い主日を「顕現主日(エピファー)」と呼び、この日は幼きイエスと東方の博士たち出会う日、キリストが異邦人に現れたことを記念する日だと言います。 
  博士とは原語では「マゴス」と言い、宗教的祭儀に携わる人々という意味があります。そんな彼らが神の救いの約束を強く信じ、およそ数千キロにも及ぶ長い旅路をやってきたのです。身の危険を感じることも多くあったでしょう。しかし、彼らは神の約束を信じ、期待に胸を膨らませてやって来たのです。この博士たち姿勢には、私たちが見るべき信仰者の姿が示されています。 
  ・「やって来る」(1節): 
 彼らは、メシアを探し求めて「やって来」ました。イエス福音書で「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。(マタイ11:28)」とおっしゃっています。神であるイエスが人のかたちをとられ、私たちに救いの条件を提示されました。しかし、その救いを受け取るためには私たちの方からイエスを求めて行かなくてはなりません。
  ・「ひれ伏す」(11節a):
 星に導かれ、目にしたキリストは地上の王とかけ離れた環境下にいました。しかし、博士たちはこの幼子こそメシアであると信じひれ伏して礼拝しました。先導してくれた星がイエスがメシアであることを教えてくれたのです。「ひれ伏して礼拝した。」とは、それが信仰の対象であるということを示しています。
  ・「献げる」(11節b): 

 ひれ伏して心からの礼拝をささげた後、彼らは最も大切としてきた贈り物を献げました。贈り物は、受け取る人にとって相応しいかどうか思い浮かべ用意します。博士たちの贈り物は、王としての『黄金』、祭司としての『乳香』、身代わりとなって死んでくださるメシアへの『没薬』でした。博士たちはこの贈り物をもってメシアに対する信仰を告白していたのです。
私たちも、救い主を求め、ひれ伏して礼拝し、献げます。イエス様は、異郷の地にある異邦人であっても、真実な心をもって礼拝に臨むとき、それを良しとして受け入れてくださるお方です。主の御前に安心して進み出ましょう。