小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

感謝の心をもって

「互いに親切にし、優しい心で赦し合いなさい。   

   神も、キリストにおいて   

   あなたがたを赦してくださったのです。」

 

                  f:id:koumi2016:20160627201619j:普通  エペソ4:32

                                  

<感謝の心をもって>     マタイ6:11

 私たちは、イエス様が「このように祈りなさい」と教えて下さった 「主の祈り」を、これまで3回学んできました。「御名が聖なるものとされますように」、「御国が来ますように」、「みこころが天でおこなわれるように地でも行われますように」と、すべて神様に心を向けた祈りであったのに対して、この祈りは「私たち」のことを祈るよう勧められています。

エス様が、私たち人間に関する祈りの課題として最初に挙げられたのは、日ごとの糧についてです。 イエス様が「日ごとの糧を与えてください」と祈るように教えられたのは、私たちが天の父なる神様の恵みにより、生かされている者であることを忘れないため、私たちが自力で生きているのではなく、天の父なる神様のあわれみのゆえに、恵みによって生かされていることを喜び、心から感謝するためです。 この祈りの中で求めている「私たちの日ごとの糧」とは、肉なる体を養う食べ物や、体を守るために着る物、住む場所、健康や環境など生きていくのに必要なもの全般を指しているだけでなく、さらには、魂の糧、私たちを本当に生かす糧を指して、父なる神様に求める祈りであると言うことができます。  

 私たちの生活、人生は、全て神様が与えて下さる糧によって支えられ、養われています。神様によって養われて生きるとは、神様との交わりに生き、神様から「糧」をいただいて、その「糧」によって生きるということです。その「糧」とは、神様の「みことば」です。

私たちはまず、神様が与えて下さる「いのちの糧」「みことば」を求めていかなければならないのです。 イエス様は、荒野で四十日四十夜の断食をした後、石をパンにかえて食べたらどうかと試みられた時、「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる」と言われました。「私たちの日ごとの糧を、今日もお与えください。」と心から祈る時、私たちの全ての必要を神様が備えて下さるのです。私たちの日々の労働、働き、人には知られないような小さな手の業にまで及んで、私たちの全てを、いのちのパンである「みことば」によって養い、神様の祝福で満たして下さいます。  新しい年、心新たに、すべてのものを与えてくださる父なる神様に信頼し、感謝の心をもって主の祈りを心から祈りつつ、歩んでまいりたいと願います。