恐れからの解放

「神は高ぶる者には敵対し、
　へりくだる者には 恵みを与える。」 　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヤコブ４：６

＜恐れからの解放＞　　　　　　　Ⅰコリント１５：５０～５８

　Ⅰコリント１５：５０～５８を通して、神様からの語りかけに聴き入りたい。 昨今、新型コロナウィルスの感染拡大で、死への恐れが現実味を帯びている。その恐れから解放される道を探りたい。
　さて、死とは何でしょうか。死は、本来、元々人間の生命の営みの中にはなかったもので、罪の結果、後から入り込んだ異物。死のとげ（毒針）である罪を抜き取れば、人間は死から解放される。人を死に至らしめる毒針である罪を取り去られた人間にとって、死はもはや何の力もない。その者には、死は滅びへの入口ではなく、天国への入口となるのだ。
　では、罪とは何か。罪とは、律法（聖書）が語るとおりに生きないこと、イエス様に似ていないこと、そして、人生の的（まと）がはずれていること。これらをすべて守っていないならその人は罪人です。ですから、罪人でない人は一人もいないのです。<br>
　次に考えたいことは死への勝利です。誰でも死を恐れその恐れからの解放を求めています。死の恐れから解放されるとは、死の現実からの逃避ではありません。死が勝利に呑み込まれるという、死への圧倒的な勝利。勝利の凱旋を歌い上げるほどの勝利。この勝利は、イエス様の動かし難い復活の事実に支えられている歴史的な事実に基ずく確かなものです。
　イエス様の復活は、作り話ではなく、実際に沢山の目撃者がいる事実です。しかし、イエス様以外に復活した者がいない以上、聖書が記すことをそのまま信じる以外に死の恐れから解放される道はありません。イエス様の復活を幼子のように信じる時、私たちも復活するという約束が与えられるのです。復活を信じ、死への恐れから解放された生活をさせていただこうではありませんか。