小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

堕落の現実

「あなたは、わたし以外に、
 他の神があってはならない。」
              

                                                    f:id:koumi2016:20160627201619j:plain 出エジプト20:3

 

<堕落の現実>      Ⅰコリント2:14

 救いの素晴らしさを思い出すためには、救われる以前の状態を知る必要があります。生まれながらの人間は自分たちが堕落した存在であるとは考えません。私自身も救われる以前 、自分が堕落した人間であるなどと夢にも思わない者でした。聖書は、生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。とはっきりと人間が堕落した者であることを教えています。14節参照。
 では、生まれながらの人間が堕落した者であることを生まれながらの人間の特徴から考えてみましょう。一つ目の特徴は、罪を悔い改めることができません。なぜなら、その人に御霊様が与えられていないからです。罪を悔い改めるためには、罪が自覚できなければなりませんが罪が自覚できるようになるには御霊様が与えられる必要があります。罪の自覚のない人を無理やり、悔い改めさせることは不可能です。天の父なる神様は、神の選びの民であるイスラエルの民に何度も預言者を遣わされましたが人々は、ことごとく預言者たちを拒み、彼らを辱め、殺していきました。罪の自覚がないことほど悲惨な状態はありません。自分が父なる神様の御前に裁かれる存在であることを自覚できるかできないかはとても重要なことです。
二つ目の特徴は、イエス・キリストを神の御子であると信じることができません。なぜなら、それも御霊様が与えられて初めて可能となることだからです。
イエス・キリストを神の御子であると信じることができるようになるためにはその人のうちに御霊様が与えられ、信仰が与えられる必要があります。十字架にかけられ、人間の手にかかり無残に殺されるような無力な者を誰が神の御子であるなどと信じることができるでしょうか。誰も、自分の力でイエス・キリストが神の御子であると信じることはできません。
私たちは生まれながらに堕落した者であり、罪の自覚もなく、滅びに向かって歩んでいた者たちでした。私たちは、自分の力で自分が罪人であり、父なる神様の御前に裁かれるべき存在であることを悟ることもできない者でした。しかし、イエス・キリストを主として心にお迎えした現在、私たちには御霊様が与えられ、自分が罪人であることや、罪がなんであるかということや、父なる神様の御前に自分のしてきたことを裁かれる存在であることを自覚できる者に変えられています。ですから、イエス・キリストを私たちの救いのために地上に誕生させてくださった父なる神様の愛を心から感謝しましょう。