小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

罪を贖われた者とされ

「イエスは起き上がって風を叱りつけ、
 湖に 「黙れ、静まれ」と言われた。
 すると風はやみ、すっかり凪になった。
」             

                                                       f:id:koumi2016:20160627201619j:普通マルコ 4:39

 

<罪を贖われた者とされ>    使徒10:1~18

 ユダヤ人は、自分たちだけが神の選びの民であり、救いの対象は自分たちだけであるという自負がありました。その自負が誇りとなり、自分たち以外の民は、汚れた者であり、神に滅ぼされる定めにある者たちであると認識していたのです。初代教会のリーダー的指導者であったペテロもその一人でした。彼のうちには、差別があり、偏見があり、区別がありました。
 神が被造物に望まれることは、どのように生きることなのでしょうか。神は、初代教会の人々に救いの門がユダヤ人だけでなく、異邦人にも開かれた事を教えるために、コルネリウスという人物の救いを通して明らかになさったのです。
彼は、ローマ人であり、百人隊長でしたが、ユダヤ教に回心し、敬虔なユダヤ教徒になった人です。神は、彼に幻の中で御使いを通して、彼のなすべき事を伝えます。それは使いをペテロのもとに遣わし、彼を家に招くようにという指示です。コルネリウスは、御使いの命じるまますぐに使いを派遣します。同時に、神は、ペテロに対し夢の中で一つの幻を通して、救いが異邦人も開かれた事を教えようとなさったのです。ペテロは、最初、幻の意味が分からずに戸惑います。しかし、コルネリウスの遣わした僕たちが彼の泊まっていた家の門まで来た時、再び、神は、ペテロに語りかけられたのです。あなたを訪ねて来た者と一緒に行きなさい。ペテロは、その命令に従ってコウネリウスの家に迎います。ペテロは、自分を招いてくれたコルネリウスから幻の中で御使いから命じられたことを聞き、自分が見た夢の幻の意味が分かったのです。
ペテロは、長い間、汚れた動物を食べてはならないと神から命じられ、それを守ってきたが、それは汚れた動物を食べる異邦人を神が差別していたわけではなく、異邦人の偶像崇拝の罪と関わり合うことがないようにという配慮からなされた事であることを悟り、イエス様が十字架ですべての人類の罪の罰を代わりに受けてくださることにより、救いの道がユダヤ人だけでなく、異邦人にも開かれたことを理解することが出来たのです。ですから、私たちはサタンの言いなりになり、もう人を裁くことなく、差別することからも解き放たれているのです。
 神が御子の血をもってきよめられた人々を私たちがきよくないと断罪することはできません。では、すべての人はすでに救われているのでしょうか。いいえ、そうではありません。どんなにイエス様の十字架の贖いが完全であっても、その十字架の贖いが有効になる条件がひとつだけあるのです。それが信仰です。イエス様の十字架の罪の贖いがあなたに有効になるためには、あなたがイエス様を信じることが必要なのです。ヨハネ福音書3:16~17節参照。
是非、あなたもこの良き知らせを受け取ってください。聖書を読んでみてください。