小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

神の恵みによる救い

「すべての人は、罪を犯したので、
 神から栄誉を受けることができず、
 ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる
 贖いのゆえに、値なしに義と認められるのです。」
        
                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain ローマ3章23~24節 

 

<神の恵みによる救い>           使途acts 13:13~43

 パウロたちは、いつものように安息日ユダヤ教の会堂に入ります。安息日には、いつも律法と預言者の朗読があり、その後、奨励の言葉が語られていました。 会堂管理者は、パウロバルナバのもとに人を遣わし、二人のどちらかに奨励のことばを語るように依頼します。パウロは、その依頼を引き受け、人々に向かって語りはじめます。パウロは、まず、はじめにイスラエルの歴史を振り返り、そこに現された神様の恵みを語ります。16~19参照。
神様は、ご自身の選ばれたイスラエルの民をエジプトの国の支配下から解放し、彼らを荒野に導かれます。イスラエルの民は、エジプトに滞在していた間に男子だけで6O万人となっていました。 ですから、彼らがエジプトを脱出した際、200万人以上の膨大な群れとなっていました。 神様は、その多くの民を荒野という何もない地に導かれ、彼らを試されます。彼らがまことの神様だけを信頼する者となるには荒野における40年の月日が必要だったのです。
イスラエルの民は、その後何度も神様以外のものに心を奪われ、神様に背を向ける態度を繰り返しとり続けます。神様は、イスラエルの民の背信の罪を何度も赦され、彼らを完全に滅ぼすことなく、彼らの子孫から救い主を誕生させてくださったのです。その救い主がイエス様であるとパウロは教えています。23参照。
神の選びの民であるユダヤ人は、そのイエス様を拒み、十字架にかけて殺すことを選択します。しかし、神様は、彼らの行動を予め知っておられイエス様の十字架の死を人類の救いのための賊罪の御業として受け取ってくださったのです。
エス様の死と復活により、罪ある人間がその罪を赦され、神の御前に義とされる時代が到来したのだとパウロは教えています。38~39参照。
ユダヤ人は、長い間、律法 を守ることにより、割礼を受けることにより、神様の御前に義とされ、救われると信じてきました。しかし、パウロは律法による義ではなく、信仰による義を宣言し、ユダヤ人だけでなく、異邦人にも救いの門が開かれたことを人々に明らかにしていきます。この後、パウロは、信仰のみによって神様の御前に義と認められ救われると教えた為に迫害されるようになります。
パウロは、信仰のみによる救いを受け入れようとしない人々に対し、警告のことばをもって奨励の言葉を終えます。40~ 41参照。
パウロの奨励のことばを真摯に受け止め、神様の恵みにより救われ、神様の恵みにより生かされ、神様の恵みを日々体験できる幸いを感謝しつつ、神様の恵みによる救いを人々に証する者になっていきたいと願います。