小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

神の選びとその目的

「あなたがたは世の光です。」

                                     
                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain マタイ5:14

 

<神の選びとその目的>      エペソ1:3~4

 パウロは、祝祷の後に頌栄を書き記します。原文では、3節から14節までが 一つの文章になっています。パウロは、神様に対する賛美を3節から14節まで一気に書き記したのです。パウロの心の中には、神様に対する賛美が溢れていました。パウロは、三位一体であられる神様に賛美を捧げます。3~6が父なる神様に対し、7~12が子なる神様に対し、13~14が聖霊なる神様に対するものです。
賛美の内容は、天の父なる神様の選び (3~6)について、子なるイエス様の賄い (7~12)について、聖霊なる神様の保証 (13~14)についてです。
パウロはこの「選び」「贖い」「保証」を天にあるすべての霊的祝福であると言っています。
 福音神学者のバッカー博士は、選びについて次のように定義し ます。
「選びという聖書の教理は、天地創造の前から、神が、堕落することを予知されていた人類の中から、イエス・キリストにあって贖い、信仰へと至らせ、義と認め、栄光を与えるものを選びだしたというものである。」
私たちは世界の基の置かれる前から、キリストにあって天の父なる神様によって選ばれて救いに至ることになるのです。自分が神様によって選ばれた存在であることが分かると自分の救いに関する疑いが消えてなくなります。なぜなら、自分が何かしたからではなく、神様の方で救われる者を選び、救いに導いてくださり、信仰告白に至ることが分かるからです。感動的な話を聴いて、一時的な感情の高まりによって自分が救われたと思い込んだのではなく、永遠の昔から自分の救いが計画され、その計画の中で時が満ち、信仰が与えられ、信仰告白に至り、現在があることをこの聖書箇所から確信できるとは何と大きな恵みではないでしょうか。この事が分かると選んでくださった神様をほめたたえなければいられなくなります。
そして、 選ばれた者には、目的があると聖書は教えるのです。その目的とは、御前に聖く生きることです。聖くという言葉は、原語において聖徒 (エペソ1:1)と同じです。聖徒という言葉には、神様の働きのためにとりわけられた者という意味があります。ですから、私たちはとりわけられた者としての自覚をもち神様に栄光を帰するために聖い生活を実践することが期待されるのです。私たちが聖い生活を実践するためには、キリストに似た者に変えられる必要があります。
神様は、私たちを救いに選んでくださっただけでなく、キリストに似た者に日々造り変えてくださるのです。Ⅱコリント3:18参照。