小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

宣教拡大の要因

「これはわたしの愛する子、
 わたしはこれを喜ぶ。」

                                     
                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain マタイ3:17

 

<宣教拡大の要因>       使途19:8~20

 パウロは、エペソにおける伝道の時も、他の町で行ったやり方を採用しています。彼は、まずユダヤ人の会堂を拠点にして福音を宣べ伝えました。 8節参照。エペソの町でもユダヤ人には、その福音の内容が受け入れられないという厳しい現状がありました。 ユダヤ人に受け入れられない状況を見たパウロは、異邦人伝道に切り替えます。パウロは、ユダヤ人の会堂を後にし、ツラノの講堂で宣教します。ツラノという哲学教師の所有していた講堂をパウロたちは借りて宣教したのです。パウロたちは、哲学の勉強が休みになる昼の時間帯にその講堂を借りて連日聖書講義を行ったのです。パウロは、それまでなされてきたユダヤ教の古い伝統に縛られた教えではなく、聖霊に導かれるままに自由に聖書講義を熱心に行いました。
 パウロの講義を受けた弟子たちは、その教えを自分たちの町に持ち帰りそこで同じように聖書を人々に教え、福音がアジヤ全体に短期間のうちに広がったのです。そして、そこに驚くべき奇蹟が伴いました。11節と12節参照。この奇蹟は、人々を単に驚かせただけで終わることなく、エペソのキリスト者たちのうちに信仰のリバイバルを起こさせるきっかけをつくることになったのです。そのきっかけとなった事件とは、魔よけ祈祷師たちが悪霊にひどい目に合わされる姿を見て、人々がまことの神様を心から恐れる者に変えられたことです。13~19節参照。神様は、いろいろな方法で福音が人々のうちに広がるようにしてくださるお方であることがこの出来事から知ることができるのです。
 パウロは、この後、ローマに護送され、そこで裁判を受けることになり、ローマの獄中からエペソの教会に手紙を書いています。エペソ2:1~3と5:6~8参照。パウロはこの手紙を通して救われる以前の兄弟姉妹の状態を教え、救われる以前の生活に戻ることのないようにと警告しています。私たちも決断しなければならないのです。<br>
 エペソの教会の兄弟姉妹たちは、神様だけに従う道を選択しました。 そこに信仰のリバイバルが起こったのです。これらの出来事をとおして宣教拡大の要因は、人間のうちにあるのではなく、神様のうちにあることが確認できました。
私たちが真剣に謙遜な態度でみことばを学び続け、みことばに従って救われる以前の古い生き方を捨て、祈りのうちにみことばを宣べ伝える時、そこに驚くべき奇蹟が伴います。悪魔の支配下に置かれていた人々がまことの神様に立ち返り、悪霊の力から解放され、みことばに従って、光の子としての役割を果たし、滅びゆく人々をイエス様のもとに連れて来るひとりひとりになるという奇蹟を見ることになるのです。日本の教会からリバイバルがはじまるように祈りましょう。