小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

聖霊の励ましをいただいて

「イエスはこのことを最初のしるしとして
 ガリラヤのカナで行い、ご自分の栄光を現された。」

                                     
                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain ヨハネ2:11

 

聖霊の励ましをいただいて>       使途20:1~3

 パウロは、福音を伝えた一つ一つの教会のためにいつも兄弟姉妹の名を挙げてとりなし祈り続けていたのです。パウロに祈られていることほど兄弟姉殊にとって励ましになることはありません。パウロは、はじめから主にある兄弟姉妹を励ますことのできた人だったのでしょうか。使徒9:10~20参照。では、聖霊に満たされたことによりパウロは、兄弟姉妹を励ますことのできる愛の人にいっきに変えられたのでしょうか。パクロが、人を励ます人になるには彼が人からも励まされる必要がありました。
神様は、パウロのもとに励まし手を派遣します。それがバルナバでです。バルナバの事は、使徒4:32~37参照。バルナバとは、慰めの子という意味のあるニックネームです。この慰めと訳されている言葉は、原語でパラクレーシスといい、「傍らに呼び寄せる」という意味があります。バルナバは、このニックネームの現わす通りの人であり、パウロをそばに呼んで慰め、励まします。
 イエス様と出会い、回心したパウロでしたがキリスト者たちは、救われる以前のパウロのことを知っていたためにパウロを簡単には受け入れません。使徒9:26参照。ところがバルナバだけは、パウロに対し違った行動を選択します。27節参照。バルナバは、パウロを引き受け、彼からどのようにして救われたのかを聞き、パウロの回心が本物であることを確信します。そして、パウロエルサレム教会の兄弟姉殊に紹介し、パウロキリスト者として新しいスタートをきれるように道備えをするのです。パウロは、この時の事を生涯忘れなかったはずです。
 バルナバからされたように、パウロは自分も主にある兄弟姉妹を励ます者、慰める者になろうと各教会を訪ねます。パウロの訪問を受けた各教会の兄弟姉妹はその愛のある行動にどれほど励まされたか想像に難くありません。
 パウロの時代の旅は、いのちがけです。盗賊に襲われたり、自然界の脅威にさらされたり、ユダヤ人からいのちを狙われる可能性も想定できる状況です。それらの危険を顧みることなく犠牲を惜しまず足を運んでくれたパウロの存在は、生まれたばかりの各教会にとって大きな励ましとなりまた。
 バルバやパウロ聖霊によって他者を慰める者に造り変えられたように、同じように私たちも同じ聖霊の働きにより造り変えられます。時間はかかりますが共に集まり祈る中で私たちは、イエス様のご性質に似た愛の人に聖霊によって造り変えられるのです。そして、私たちにとって最大の励ましは、聖霊の助け (聖霊の励まし)をいただいて共に祈り合うことができることです。ローマ8:26~27参照。真の励まし手であられる聖霊と共にとりなし祈る者に変えられてまいりましょう。