小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

福音宣教に関わる私たちの務め

「この女は、自分にできることをしたのです。
 埋葬の用意にと、わたしのからだに、前もって
 油を塗ってくれたのです。  」

                   f:id:koumi2016:20160627201619j:plain マルコ14章8節

 

<福音宣教に関わる私たちの務め>          使途acts 10:23~33

福音宣教は、救われた者にゆだねられた大切な使命です。イエス様は、言われました。 マタイ2 8 :18~2 0参照。イエス様を主であると告白した私たちには、主であるイエス様のご命令に従う義務があるのです。ですから、私たちは、福音宣教に関わることに積極的に参加していくことが求められています。
ペテロは、律法の規定が変えられたことを幻と聖霊の声により示され、目の前に現れたコルネリオの使いの報告により、神様の導きを確信し旅立ちます。異邦人との交わりを禁じられていた彼らにとって異邦人のもとに自ら足を向けることは容易なことではありません。しかし、彼らは勇気を出して神様の導きに従う道を選択したのです。それは、福音を宣教するために日本の国に足を運んだ宣教師たちも同じ心境だったのではないかと想像できます。今から126年前に住み慣れた母国を離れ、船で何日もかかる異国の地である日本の国に来てくださった同盟教団の創設に関わった宣教師たちの姿とぺテロたちの姿が重なります。二度と母国に戻ることができないかも知れない。日本に渡ることは計り知れない犠牲と決意がその行動の背後にあったことを思わされます。自分が彼らの立場であったなら果たして同じように日本に向かう船に乗る決断ができるだろうか・・・宣教師たちの決断の背後に神様の確かな導きがあったことを確信させられます。なぜなら、彼らも私たちと同じ弱さをもつ生身の人間だったはずだからです。まだ救われていない家族もいたことでしょう。しかし、彼らは主の宣教命令を優先したのです。
福音は、すべての造られた人間に必要なものです。神様は、ご自身が創造されたものを愛しておられ、それらの人々が救われるのをお望みになられるお方です。イエス様の弟子たちがいのちがけで宣教して行ったように、宣教師たちはイエス様の宣教命令に従って文字通り世界中に福音を広めることに命をかけたのです。私たちの救いのためにも多くの犠牲が捧げられてきていることを忘れてはならないのです。今度は、私たちが受けてきたその愛をまだ福音を聴いていない人々のところに運んでいく番となります。
では、今日の聖書箇所から私たちが学ぶべき大切な点は何でしょうか。それは福音宣教に関わる私たちの務めです。みことはを取り次ぐ牧師や伝道師の責任は、神様から与えられたみことばを誤りなく、余すところなく語り尽くすことにあります。みことばを聞く信徒の皆さんの責任は、神様によって立てられた説教者が語ることばを神様からのものとして、真剣に耳を傾けることにあります。それが福音宣教に関わる私たちの務めなのです。使徒10:3 3参照。
コルネリオたちは、神様から遣わされたぺテロが語ることを一つも聞き逃すまいと全神経を集中させ、期待をもって御前に出ていました。 私たちも、彼らの態度に倣い、毎週、礼拝の中で語られる説教に耳を傾ける者でありたいと願います。そして、自分のなすべき事柄が説教により示されたなら素直にみことぱに従って生活する決断を新たにいたしましょう。