小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

心と思いを一つにして

「あなたがたは、夕暮れには肉を食べ、
 朝にはパンで満ち足りるであろう。
 あなたがたは、わたしがあなたがたの神、
 主であることを知るようになる。」                

                    f:id:koumi2016:20160627201619j:plain 出エジプト記16章12節

 

心と思いを一つにして> 使徒4:32~37

この箇所は、教会が力強く宣教の業を進めていく原動力がどこにあるかを考えさせられるところです。32節参照。救われた人々は、心と思いを一つにしていました。ペンテコステの日以来、救われた人は驚くべき人数になっていました。3000人、5000人、と信者の数が増えていきました。そして、注目すべき点は、その多くの人々が心と思いを一つとしていたことです。小さな群れでも、心と思いを一つにするのは簡単なことではありません。しかし、不可能なことではないのです。同じ主によって罪を贖われた者同士であるならば主にあって一つになることができます。互いに受け入れ合うことも、神様が1人1人を救いに選んでくださり、キリストのからだであるところの教会の一員として召してくださった尊い存在であることを互いに認め合い、受け入れ合うならば心と思いを一致することができるようになるからです。
からだの中に分裂や対立や争いがあるならば、一致して宣教することはできません。私たちが互いに愛し合いなさいというイエス様の命令に従う時、からだの中に調和が与えられ、からだに元気が満ち溢れ、宣教の業に取り組むことができるようになります。
初代教会は、イエス様の命令に従って互いに受け入れ合い、愛し合う群れとなっていました。彼らのうちに愛があった事は、持ち物の共有となって現れました。
救われた人々は、自分たちの財産を喜んで捧げる人と変えられたのです。彼らがそのような行動に出たのは彼らの意識が変えられたからでした。自分たちの持っているものは、もともと自分のものではない、すべては神様から与えられた物であり、神様が喜ばれることのために使われることが本来のあり方であることに目が開かれていたからです。私たちも救われる以前、自分の持ち物が神様から与えられた物であることを知らなかったはずです。しかし、今、すべてのものが神様によって造られたものであり、時間も能力も財産も一時的に正しく使うようにと私たちに預けられたものであることを知る者と変えられています。ですから、神様の必要に応じて私たちは喜んで自分に与えられたものを捧げることができるのです。神様は、必要なところに必要なだけ天から備えることのできるお方です。しかし、私たちの手を通して同じ教会に属する兄弟姉妹の必要を満たそうとなさるお方なのです。それは私たちが互いに愛し合う群れと成長していくことを望んでおられる為です。持っているものを分かち合うことにより教会の交わりは祝福されます。受けるだけでなく、与える者となる時、宣教の働きも前進し始めるのです。すべてを与え尽くされたイエス様に倣う者となり自分自身の心をまず、神様に捧げ、共に集り、共に心と思いを一つにして祈る群れとなっていきたいと願います。