小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

救いの条件

「神は高ぶる者を退け、
 へりくだる者に恵みをお授けになる。」


                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain ヤコブ4章6節

 

<救いの条件>           使徒acts15 :1~21

 パウロたちがアンテオケに滞在している間にある事件が起こりました。 その事件とは、キリスト教にとってとても重要な意義のあるものです。1節参照。1節のある人々とは、おそらくエルサレムから来たユダヤ教主義的な人々であると考えられます。なぜなら、彼らはユダヤ教にとって一番重要視されていた律法を守り、割礼を受けることを救いの条件として人々に教えたからです。パウロバルナバは、この状況を黙って見過ごすことができません。なぜなら、パウロは、救われるための条件は信仰のみでなければならいと確信していたからです。パウロが信仰のみによる救いを教えるために書いた手紙を開いてみましょう。ガラテヤ2:15~2 1参 照。

この手紙でパウロは、信仰による義を主張します。パウロはイエス様に出会うまで信仰による義ではなく、律法による義を信じていた人でした。しかし、パウロ は律法による義ではなく、信仰によって義と認められるのだと断言する者になります。パウロがそのように救いの条件を提示することができたのはなぜでしょうか。それはパウロキリスト者を迫害する最中に強制的にイエス様に捕えられ、自分の罪深さを知らされ、信仰を与えられ、霊的に新しく造り変えられたからです。使徒9章参照。神様は、ユダヤ人が長い間抱いてきた固定観念を初代教会の指導者たち (ペテロ、パウロバルナバ、)が体験した生きた証を通して打ち砕き、だれもが信仰のみで救いに与る時代が訪れたことを彼らが認められるようにしてくださったのです。私たちが神様からいただいている恵みに感謝する思いから喜んでみことばに耳を傾けるならば、神様はその人に真理を理解し受け入れ、真理に従って生きることのできる信仰を与えてくださいます。誰でも、イエス様のもとに十字架のもとにへりくだるならぱ救っていただけるのです。どんな罪も、イエス様の流された血によってきよめられる恵みの時代が訪れました。 イエス様の犠牲の完全さを信じて、大胆に御前に自分の犯した罪を告白し、その罪を赦された感謝の思いに満たされて新しい週の歩みをはじめてまいりましょう。私たちが罪を赦された喜ぴに満ちるならばその変化は家族にも伝わります。イエス様のいのちがけの愛をいただいた者として、そのいただいた愛によって自分を愛し、家族を愛する者に変えられていこうで はありませんか。律法を守ることにより義とされる者はひとりもいません。人が救 われるのは、100パーセント信仰(恵み)によるものです。イエス様の流された血の完全さを信頼し、天の父なる神様がイエス様の流された血をご覧になられ、満足され、人間の罪を赦すことができたことを信じましょう。ローマ5 : 6~9参照

初代教会に学ぶ

「信仰は望んでいる事がらを保証し、
 目に見えないものを確信させるものです。」


                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain ヘブル11章1節

 

<初代教会に学ぶ>           使徒14:19~28

 戦後、日本は戦争の出来る国になる準備をはじめ、1978年11月27日にはガイドラインが決定されました。 ガイドラインとは、日本とアメリカの防衛協定のための指針です。ガイドラインの目的は、日本に対して武力で攻撃してくる国があ ったり、日本の周りで何か起こったりした楊合に、日本とアメリカが力を合わせ、効果的に、お互いを信頼して協力ができるように基礎を築くことでした。
日本は、戦争をしないと宣言しておきながら懲りることなく、戦争の出来る国になるための、準備を着々と進めてきました。 私たちは、この現実を真摯に受けとめて自分たちがなすべき責任を果たす者とならなければなりません。共謀罪が成立した今、私たちは自分たちの身近に迫害の手が迫りつつあることを知る必要があるのです。
では、私たちは迫害が身近に迫ったこの時期をどのように過ごしたらよいのでしょうか。 初代教会の歩みから学んでまいりましょう。パウロたちは、実際に自分たちが受けた迫害の記憶が鮮明なうちに宣教してきた町に戻ります。パウロたちは、自分の身の安全よりも福音を伝えた兄弟姉妹たちが迫害に合い信仰を捨ててしまうことを心配し、そのような事にならないようにと配慮していきます。パウロたちは、自分たちがどのような体験をしたかを報告することにより同じように信仰をもつ兄弟姉殊も迫害されることを前もって教えたのです。そして、パウロたちは、教会ごとに長老を選び、教会の核となり、人々を指導する立場の人を立て、教会に秩序をもたせ、 迫害に備えさせます。私たちも、ひとりでは迫害に打ち勝つことはできません。神様が導いてくださった教会に繋がり続け、共に集まり祈る群れになりたいと願います。自分は、日々、神様の御前に誠実に生きているだろうか。自問自答し、みこころに従って生きることを選択する者になりたいと願います。Iペテロ4:1~19 参照。 私たちは、弱い存在です。いつもイエス様に繋がり続けイエス様を通して神様から力をいただくことにより信仰を貫き通すことができるのです。ヨハネ15: 1~5参照。
私たちは自分を見るとき、悪の働きが盛んになりつつあるこの時代に自分に何ができるのだろうかと思うかも知れません。私たちは、小さく弱い存在ですが私たちが信頼しておられる神様は偉大なお方です。迫害から兄弟姉妹の信仰を守り通された主が共にいてくださることを信じましょう。終わりの日が近づいています。福音は、滅び行く人々に希望を与えるものです。死者の中からよみがえられた主が祈る私たちの真ん中にいてくださいます。死を恐れることなく、主を畏れ、主だけを礼拝する者に変えていただけるように祈り続けましょう。 

異邦人伝道

ノアは、正しい人であって、その時代にあっても、
 全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。」


                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain 創世記6章9節

 

<異邦人伝道>           使途acts 14:8~18

 異邦人に伝道する際に必要となることは、彼らに創造主なる神様の存在を明らかにし、人間が罪人であり、堕落した存在であることを自覚させることです。パウロたちは、自分たちが神として群衆により祭り上げられようとした時、彼らに向かって創造主なる神様について教えたのです。11~18参照。異邦人は、世界を創造されたお方を神として礼拝する人々ではありません。異邦人は、創造主ではなく、創造主であられる神様がお造りになられた被造物を神として拝む人々です。日本人も、その意味でパウロたちを神として祭り上げようとした群衆と同じであると言えます。日本には、八百万の神々があり、なんでも神として崇められ祭られています。
ですから、日本人に福音を伝えるためには、創造主なる神様がどのようなお方であるのかを明らかにし、すべてのものが神様によって造られた存在であることを教える必要があるので弓す。なぜなら、福音の種が蒔かれる人々の心の土壌を改良するためには、進化論ではなく、創造論を教える必要があるからです。聖書の一番初めにはじめに神が天と地を創造したと記されているのもその為です。人間が生活している世界が創造主なるお方によってデザインされ、目的をもって造られた被造物であることを知ることが人間にとって存在の目的を自覚する意味で重要なものとなります。人間が偶然、存在するようになったものではなく、造り主なる神様の素晴らしさを現すために人間が目的をもって造られた存在であることを知る時、人間は本来の尊厳を回復していきます。自己肯定感の低い日本人にとって自分が目的をもって造られた存在であり全能なる神様の最高傑作であることを知ることほど重要なことはありません。いてもいなくてもどちらでもよいものではなく、私たち一人一人はかけがえのない存在であり、創造主の目から見るならば全世界を与えるほどに尊い存在であることを知る時、その喜びは計り知れないものがあります。神様は、無条件でご自分の造られた人間を愛し続け、救いの手を差し伸べ続けておられます。ヨハネ3:16参照 。

すでに神様は、2 0 0 O年以上も忍耐続け、まことの神様に立ち返るようにと福音を通して招き続けてくださっています。そして、異邦人伝道は、牧師や宣教師だけに限定された働きではなく、先に救われたすべての兄弟姉妹にも委ねられている尊い働きです。イエス様から与えられた異邦人伝道の使命に従って人々にまことの神様のことを伝えてまいりましょう。使徒13 : 4 7参照。