小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

天に宝を蓄えなさい

「必要なことは一つだけです。

 マリアはその良いほうを選びました。

 それが彼女から取り上げられることはありません。。」

 

                  f:id:koumi2016:20160627201619j:普通  ルカ10:42

                                  

<天に宝を蓄えなさい>      マタイ6:19~24

 私たちは、何に心を向けて生きているでしょうか。天の父なる神様の子として生活し、父なる神様に似た者に変えられることでしょうか。それとも、この世での繁栄や安定でしょうか。 富は、管理するものであり、仕える対象ではありません。富を私たちの偶像としてはなりません。私たちの所有しているすべてのものは、みな父なる神様の所有物なのです。私たちは、父なる神様から一時的に預けられたものに過ぎません。時が来ればすべて父なる神様にお返しするものであることを心に覚えたいと思います。 

 私たちには、それぞれが神様から与えられたタラント(賜物)があります。その賜物をどのように使ったら良いのか。一人一人にその使い方は委ねられています。そこで重要なのは、そのタラントを預けてくださったお方を喜ばせるために使うことなのです。救いに与った今、私たちは、すべてのものが天の父なる神様の恵みによって、一時的に預けられているものであると正しく自覚できるように変えられました。これは本当に幸いなことです。それは、神様からいただいた恵みは、みなで分かち合うものであることに気づかされ、受ける幸いだけでなく、与える幸いがあることを知り、人生がより深く豊かなものとされているからです。

 イエス様のご生涯は、天の父なる神様を愛するが故に、父なる神様のご命令に従って生き、人間を愛し、罪から救うために十字架に架かられる…死に至るまで、父なる神様のみこころに従うこと、その一事を貫かれたのです。
  私たちも、イエス様の生き方に倣い、常に天の父なる神様が喜ばれることは何か、天に心を向け、父なる神様に目を向け、一心に神様の御心を求める…そのように神様に仕え、人々を愛し、天に宝を蓄える生き方をする者でありたいと願います。

 「天に宝を蓄えなさい」と言われたイエス様のお言葉は、私たちが何を本当に自分の宝とし、拠り所としているかということを問われているのです。私たちの宝は、父なる神様の愛と恵み、その素晴らしさが現わされること。私たちは主のご栄光のために生かされている者です。
 天の父なる神様の恵みこそ、私たちが本当に拠り所とする宝であることを知り、主を仰いで、主に信頼し、まことの神様だけを礼拝して従って生きること、それが天に宝を蓄えるということなのです。