小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

結婚の神聖さ

「力ある勇士よ、

 主があなたとともにおられる。」

 

                  f:id:koumi2016:20160627201619j:普通  士師6:12

                                  

<結婚の神聖さ>            マタイ5:31~32

 イエス様は、姦淫の罪には、ゲヘナに投げ込まれるという永遠の刑罰が定められていること、人間がどんなに軽く見ても、罪には厳しい裁きが定められていることを諭された後、離婚の問題について語られます。ここに示された、神様の定められた結婚の神聖さと、律法の奥義に目を向け、共にみことばにきいてまいりましょう。

 律法学者とパリサイ派に属する人々は、モーセの律法を自分たちの日常生活に適用するために、都合良く解釈し、離婚を肯定するための根拠としていました。しかし、モーセが妻を離別せよと命じた理由は、当時イスラエルにおいても、すでに離婚が男性の一方的な都合により、無秩序に行われていたという背景があった為です。

 イエス様は、第一に、離婚という事柄の前に、大前提として、結婚の尊さについて教えられます。結婚は、神様の定められた神聖なものであり、神様の主権のもとに導かれ、結ばれるのであって、ふたりはもはや一体であり、だれもこの夫婦を引き離すことはできないものであるという事です。イエス様は、離婚は神様のみこころではなく、モーセも離婚することを命令してはいないと断言されます。結婚を軽んじ、身勝手な理由で離縁することは、姦淫の罪を犯し、犯させる、重大な罪だとおっしゃるのです。姦淫の罪とは、自分、また人の結婚関係、夫婦の関係を大切にしようとしないすべての思いと、その根底にある罪を指しています。
 罪人である私たちは、人を愛そうとする時でさえ、その愛は、身勝手なものであることが多く、結局自分のために、自分に都合のよい仕方でしか相手を愛することができないと言えるのではないでしょうか。結婚関係においても、自分に都合が良いときは、結婚生活が安定していると錯覚し、自分の思い通りにならないと結婚生活がうまくいっていないと、自分にとっての不都合にばかり目を向けて、不平や不満をつぶやき、そして、ついには夫婦関係、結婚関係を破壊するような思いと行動によって、大きな罪を犯してしまうのです。イエス様は、私たち人間が陥っていく神様を悲しませる罪から救い、私たちの結婚、夫婦の関係を、本当に清いものにしようとしておられるのです。       私たちは、神様が定められた結婚の神聖さに対する自覚を深め、夫として、妻として与えられた相手を、心から愛し、赦し、本当に大切にして生きる者でありたいと願います。欠けだらけのお互いが、一つとされて生きる時、神様のご栄光を現わすことができる、その喜びと祝福のうちを歩ませて頂きましょう。