小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

地の塩・世の光

「心の貧しい者は幸いです。

  天の御国はその人たちのものだからです。」

                   f:id:koumi2016:20160627201619j:普通   マタイ 5:3

                                  

<地の塩・世の光>      マタイ5:13~16

 イエス様は、救いに与り、国籍を地上から天に移された私たち、神の子、主の弟子である私たちの使命を教えられるにあたり、「キリスト者とは何か」、その第一に「地の塩です。」と断言されたのです。
「あなたがたは地の塩です。」 塩は、ほんの少量でも、素材の味を引き出し、生かし、美味しくする働きがあるように、私たちは、この世にあって塩の役割である「味をつける」という大切な使命が与えられており、家庭や職場、学び舎、地域など、それぞれが神様から遣わされた所で、キリスト者として、塩の役割を果たして、遣わされたその場所を味気のあるものに変えることができるのです。
塩は、料理に味をつけると同時に、食材の腐敗を防ぐために使用されます。
保存食をつくる時なども、塩を用いて、食材が腐るのを防ぎます。それと同じように、私たちも置かれた場所で、腐敗を防ぐことができるのです。
  また、光の役割と言えば、まず暗闇を照らし出すということがあげられるでしょう。私たちには、闇の中にいる人々を光であるイエス様のもとに導く大切な使命が委ねられています。それは、闇の中に彷徨う船に、岸の方向を教える灯の役割だと言ったらいいでしょうか。星も見えない夜の海で、灯の光は、何にも勝る希望の光です。あの光のもとに行けば助かる。その、本当の救いの光であるイエス様を指し示すのです。イエス様は「あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようになるためです。」と言われました。

「光を人々の前で輝かす」とは、「いのちのことばをしっかり握って、世の光として輝く」と言われているように、いのちのことば、みことばをしっかりと握って、そこに生きることです。
 自分のためではなく、私たちが行う良い業を見た人々が、私たちの信じている父なる神様の御名を崇めるようになるために、どう生きたらいいのか。私たちが本気で互いの為に執り成し祈り合い、愛の業を実践する時、そこにキリストの愛が現わされ、キリストの光に引き寄せられ、人々が主の許に集められるのです。
 弱さを、闘いを覚えているからこそ、天の父なる神様に、世の光なるイエス様に拠り頼み、地にあって人を活かし、腐敗を防ぐ塩として、そして、この世を愛に満ちた光で照らす務めに生き、私たちの天の父なる神の御名があがめられることを心から願い求めて参りましょう。