祈りの大切さ
「だれでもキリストのうちにあるなら、
その人は新しく造られた者です。
古いものは過ぎ去って、
見よ、すべてが新しくなりました。」
Ⅱコリ5:17
<祈りの大切さ> エペソ6:18~20
パウロは、サタンとの戦いに神から与えられる防具を身に着け、神から与えられたみことばの剣でサタンの誘惑を退けるようにと勧めてきました。サタンとの戦いに勝利し続けるには、絶えず、サタンとの戦いに勝つだけの力を上から供給し続けていただかなければなりません。
祈りは、その力を神からいただくために無くてはならないものです。救いに与り、御霊様を与えられることにより、私たちも少しずつ聖書に書かれた真理が御霊様の助けにより分かるように変えられています。それは祈りも同じです。御霊様の助けをいただいて祈る時、祈りの内容が変化します。自分中心の祈りから神中心の祈りに変わるのです。 神中心の祈りとは、神様の視点で物事を見ることができるようになるということです。まず、目の前の問題が解決されることを必死に祈ることをやめ、自分の直面している問題を通して、神様は自分に何を教えようとなさっているのか。思い巡らすとき、祈りの内容も変化していきます。
自分の置かれている状況が変わることを求める祈りから、自分が変えられることをせつに祈り求めるように変わるのです。
しかし、私たちの祈りが変わるとき、その変化に敏感に反応し働きかける者が現れます。それがサタンです。サタンは常に私たちを祈れない状態に置き、祈りから私たちの意識を遠ざけようと攻撃してきます。ある時は私たちの肉体を攻撃し、ある時は心を攻撃し、家族を攻撃し、私たちを祈れない状態にしようと誘惑します。それは、イエス様も受けられた攻撃です。十字架を前にし、イエス様がゲッセマネの園で祈られた時、弟子たちに「一緒に祈って欲しい」と祈りの支援を求められたことがありました。マタイ26:36~41参照。
イエス様が弟子たちの祈りの支援を必要としたならば自分も祈りの支援が不可欠であることを覚え、主にある兄弟姉妹に祈りの要請をし、サタンとの戦いに備えましょう。私たちの戦いが見える世界の戦いでない以上、見えない世界の戦いにおいて必要不可欠な力を祈りを通して御霊様からいただいてサタンとの戦いに勝利し続ける者となれるように互いの霊的成長のためにも、とりなし祈る者に変えられたいと願います。