小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

キリストの愛を知る者となる為に

「神に信頼し私(わたくし)は何も恐れません。

 人が私(わたくし)に何をなし得るでしょう。

              

                                                 f:id:koumi2016:20160627201619j:普通 詩篇56:11

 

<キリストの愛を知る者となる為に>    エペソ3:17後半~19

 キリストの愛を知るためには、愛に根ざし、愛を基とした生活をしなければならないとパウロは教えています。植物が元気に成長するために一番重要なことは、やはりその植物が植えられる土壌です。また、建物も土台が弱いと地震に耐えることができずに崩壊してしまいます。同じようにキリスト者の生活も何に根ざし、何に基をおくか十分に考えなければなりません。パウロは、それを愛だと教えます。
 愛に根ざした生活とはキリストご自身に見られる愛の実践です。イエス様は、どこまでも寛容なお方であり、だれに対しても親切なお方でした。私たちは、どうでしょうか。人に対して寛容でしょうか。では、どうしたら寛容な者になれるのでしょうか。それはイエス様が自分に対してどれほど寛容に接してくださっているかを知り、イエス様から赦されていることを日々の生活の中で体験することです。霊的に成長すると自分さえよければ他の人が苦しんでいてもなんとも思わないということはありません。愛の反対は無関心であると言われる所以はそこにあります。
 では、自分さえよければいいという自己愛から解放されるために必要なことは何でしょうか。それはキリストに自分の心の王座に明け渡すことです。その時、キリストとのいのちの交流がはじまり、キリストから愛されていることを知り体験すると、自分さえよければいいという自己愛から解放されます。そして、その人の内なる人が成長すると意識せずに自然に隣人に対し愛のわざを実践できるように変えられるのです。マタイ25:31~40参照。しかし、常に愛のわざが実践できるためにはキリストに繋がり続ける必要があるのです。ヨハネ15:5参照。そして、私たちは、人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることを追い求める者でありたいと願います。
 キリストの愛は、人知を超えているので自力で知ることはできません。しかし、私たちの心の王座にキリストが住んでくださる時、その人はキリストの愛の業を実行できるようになり、神の満ちあふれる豊かさにまで、満たされる者となることができるのです。神の満ちあふれる豊かさとは、キリストのうちに現わされた愛と聖と義と真実という神の属性です。私たちが生けるキリストに信仰により結び着く時、自己愛に打ち勝ち、自分を犠牲にして愛のわざを実践できるようになり、神の属性である愛と聖と義と真実が私たちのうちに増し加えられるのです。