小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

光がある間に

「人の歩みは主によって定められる。
 人はどうして自分の道を悟ことができるだろう。」

                                     
                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain 箴言20:24

 

<光がある間に>     使徒28:16~28

 人間の心は、長い年月、真理を頑なに拒み続けることにより心が固くなり鈍くなるものです。パウロが福音を伝えたユダヤ人たちも長年、真理を拒んできたことにより心が真理に対し鈍くなっていました。パウロは福音を拒んだユダヤ人たちにイザヤ書のことばを提示します。25~27参照。
「この民の心は鈍くなり」この鈍くなるということばはもともと心が肥え太っているという意味があります。神様の声を故意に聴こうとせず、なすべき真理を知りながら自分の好き勝手なことをし続けることにより、いくら神様のみことばが語られても、それを自分に語られていることとして聴こうとしない心の態度になってしまうことをパウロはイザヤの預言の言葉を引用することでユダヤ人たちに教えようとしたのです。
かつて、イスラエルの民は、神様が遣わした預言者たちを無視し、自分たちの態 度を肯定する偽預言者の言うことには耳を傾け、神様の警告の言葉を語る本物の 預言者を排除した歴史がありました。イスラエルの民の心は、富や快楽や自分の 欲望を追求することで一杯になり、みことばを心に受け入れられない頑なな状態 になっていました。
 それは私たちも同じです。毎週、礼拝の中でみことはが語ら れても、そのみことばを自分に適用しようとしないならば心は頑なになるのです。 そして、みことばに従わない自分と向き合うことを避けるために、神様以外のものに心を集中させるようになります。ユダヤ人は、律法を形式的に守ることに熱心になり、律法の本質である愛を疎かにしていきました。礼拝も、見た目には厳粛さがあり、沢山の犠牲の動物が捧げられていましたが一番肝心な罪の悔い改めが失われていたのです。それは現代も同じです。まだ、主の再臨まで悔い改めるための猶予期間があります。チャンスが与えられている今、私たちは神様に立ち返ることが求められるのです。
 イエス様は言われました。ヨハネ12:35~3 6参照。イエス様が地上におられる間にイエス様はご自身を信じるように人々を招かれました。イエス様が天に昇天された現在、私たちはイエス様が再臨されるのを待ち望んでいます。イエス様が再臨される前に一人でも多くの人が福音を信じ受け入れることができるように私たちは祈り求めなければなりません。闇の中を滅びに向かって歩いている家族や友人や知人の救いのために私たちがなすべきことがあるのではないでしょうか。彼らの救いのために共に集まり本気で祈りましょう。そして、彼らを心から愛することを通して神様の愛を彼らに伝えてまいりましょう。彼らも心の底では、神様の愛を必要としているのです。