小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

宣教を支える教会

「人の子は、失われた人を捜して
   救うために来たのです。」
                               
                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain ルカ19章10節

 

<宣教を支える教会>       使徒16:11~15

教会の使命は、宣教です。初代教会は、イエス様の大宣教命令に従って宣教を展開し、宣教によって建てられた教会がさらに宣教師を派遣し、祈り支え、福音が世界中に広がった経緯があります。日本同盟基督教団も、教団設立時より国内宣教だけでなく、国外宣教にも力を注いできた教団です。国外宣教を押し進めること対し当初、諸教会には反対する声がありました。 自分たちの教会がまだ牧師の謝儀も十分に支払うことができない経済状況でどうして国外に宣教師を派遣できるのかという現実的な見方がありました。しかし、教団はイエス様の大宣教命令に従い、犠牲を覚悟で海外に宣教師を派遣し続けたのです。その姿は、ピリピの教会とパウロの関係に重なります。なぜなら、ピリピの教会は、貧しい中からパウロたちの宣教をサポートし続けたからです。
同盟教団から派遣されている宣教たちも、諸教会の祈りと献金により霊的な面と経済的な面が支えられ、安定した宣教が可能となります。 宣教の働きは、教会の祈りと支えなしでは継続できません。異国の地に足を運び、 そこで宣教し、教会を建て上げ、現地の人に牧会を引き継ぐことは容易なことではありません。膨大な時間と労カと犠牲が注ぎ込まれ、ひとつの教会が自立まで導かれます。
国内における開拓でも教会が自立するところまで辿りつくのに20年かかると言われています。これからはもっと時間がかかるでしょう。私たちも、宣教の働きに積極的に参加し、国内の開拓教会のために祈り捧げ、海外で宣教しておられる宣教師のためにも具体的に祈り支える群れになりたいと願います。宣教のために自分にできることは何だろうか。真剣に考えてみる必要があります。まず、宣教師のために祈ることです。また、宣教師に手紙を書くことも励ましになります。宣教地を実際に訪問することはさらいよいことです。なぜなら、具体的な祈りは、宣教の現場に足を運び、実際の関わりの中で生まれるものだからです。現地に行けなくても宣教師の方々に関心を向け祈り続けましょう。
日本の国は、ずっと海外から宣教師の方々を送っていただいてきた歴史があります。これからは、日本から宣教師たちを海外に送り出す番です。教団は国外宣教7O周年にあたる2030年を一つの目標に、アジア全域へ宣教師を派遣することを目指しています。宣教のために喜んで捧げ、悔いの残らない最後を迎える者になりたいと願います。すべてを与え尽くされ、天に凱旋されたイエス様と弟子たちに倣い、私たちも神様から与えられたものを喜んで捧げる群れになり国内・国外宣教を支えてまいりましょう。