小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

聖霊と私たち

「まことに、まことに、あなたに告げます。

 人は新しく生まれなければ、

 神の国を見ることはできません。」


                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain ヨハネ3章3節

 

聖霊と私たち>           使徒15:22~35

 使徒の働きを注意深く読んでみると至ところに聖霊様の名が登場していることが分かります。そして、イエス様の弟子たちによって広められた宣教の背後には、常に聖霊様の存在があり、その聖霊様の働きが今も続いていることを覚えたいと思います。そうでなければ、弱い弟子たちが迫害を恐れずに大胆に宣教し続けることはできなかったはずです。初代教会は、いつも聖霊様を意識して宣教に取り組んだのです。教会の歩みは、聖霊様と共に進められるものです。力づよく宣教するためには、健全な教会が形成される必要があります。健全な教会とは、人間中心の教会ではなく、聖霊様が中心になっている教会のことです。
初代教会は、自分たちだけで相談し教会の歩みを決めていたわけではありません。彼らの話し合いの中心にはいつも聖霊様がおられ、みことばをもって聖霊様が彼らにみこころを示し、一致を与えられたのです。人間の救いの条件は信仰のみでよいという初代教会の決議は、彼らの考えではなく、聖書から導き出された結論でした。ですから、誰ひとりその決議に反対する者はいません。それは現代も同じです。

教会の歩みは、牧師や役員の一部の意見によって進められてはなりません。大切なことを決断する時、教会では 必ず教会総会を招集し、そこで十分な話し合いがなされ、最終的にみことばにより示されたところに従って決議することになります。反対者がひとりでもいるならば強引に話を進めてはいけません。これはとても大切な点です。世の中は、多数決で物事が決められてしまうところがありますが教会は人数の多さではなく、聖書が何と言っているか。聖書の示す真理によって判断し、決断することが必要なのです。教会において一致ほど重要なことはありません。サタンは、一致の重要性を知っている故にあらゆる方法で教会の一致を妨害しようと働きかけてきます。教会において一致ができない背景には、みこころよりも、みことばよりも、自分の意見の絶対化があったり、自分のメンツやこだわりなどが一致を妨げている場合が考えられるのです。私たちは、いつも謙虚さを忘れずに互いの意見を冷静に受け止め合う者同士に変えられていきたいと願います。また、私たちは、先に救われ信仰の戦いをしてきた者たちです。同じようにこの世の誘惑と今戦っている兄弟姉殊に対し、上からではなく、同じ弱さをもつ人間としてみことばによる励ましを与え、共に祈り合う群れでありたいと願います。聖霊様がいつも私たちの間に共にいてくださり、聖書のみことばを通して、私たちにみこころを教えてくださることを期待して共に宣教の業に参加していこうではありませんか。ヨハネ14:12~31参照