小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

主の死と復活の意味

「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、

 あなたの神、主を愛しなさい。」

                      f:id:koumi2016:20160627201619j:plain 申命記6章5節

 

主の死と復活の意味   使徒(acts) 5:21~32

使徒たちは、奇跡的に牢から救出された後、直ちに御使いの命令に従って宮に入り教えはじめたのです。使徒たちの行動は、人間的に見るならば信じ難い有り得ないことであると言えるでしょう。なぜなら、使徒たちが捕えられた場所に再び舞い戻り、そこで同じようにイエス様の死と復活について人々に教えていたからです。そのような事をすれば、再び、捕えられることは明らかです。しかし、使徒たちは人を恐れることなく、神様を畏れ、御使いの命令に喜んで従うことを選択したのです。ここに、私たちが見習うべき、キリスト者としての生き方が示されています。一度や二度、迫害されたぐらいで福音宣教をやめてはなりません。何度でも、福音を語ることが求められています。

  人を恐れる人は、不安になります。使徒たちを捕えた宮の守衛長や祭司長の態度を見てください。彼らは、牢に入れたはずの使徒たちいなくなり当惑し、群衆を恐れて使徒たちに対し手荒な事ができずに任意同行を求め、議会に連れて来ることしかできなかったのです。それとは対照的に使徒たちは、何の不安も見せずに議会の真ん中で大胆に大祭司の尋問に答えています。29~32節参照。

 使徒たちは、大胆にサンヘドリンの罪を指摘し、彼らの判断と神様の判断が違ったものであることを明らかにしています。イエス様に対するサンヘドリンの判決は、有罪であり、死に値する罪であるというものでしたが、神様は、彼らが処刑したイエス様をよみがえらすことにより彼らの判決が誤りであったことを明らかにされたのです。そして、神様がイエス様をよみがえらされた真の目的を使徒たちは語ります。

「神は、イスラエルに悔い改めと罪の赦しを与えるために、このイエスを君とし、救い主として、ご自分の右の座に上げられました。」

神様は、使徒たちのメッセージを通して悔い改めが起こることを望まれたのです。神様は、どこまでもあわれみ深いお方であり、神の御子を十字架につけた人々でさえも救いたいと望まれ、彼らに罪の悔い改めの機会を提供し、彼らが心から自分の罪を悔い改めて、その罪を赦される者となることを期待されました。そして、使徒たち自身が御前に罪を悔い改め、その罪を赦され、神様の赦しを体験していました。使徒たちは、イエス様を裏切り、見捨てて逃げ出したことを悔い改めたことでしょう。イエス様は、祈り求める使徒たちのうえに聖霊を与え、使徒たちの救いを保証してくださったのです。

 「人に従うより、神に従うべきです。」人の権威は、神様から与えられたものであることを覚え、みこころに反することに対しては反対の意見を表明し、神に従う道を選択し、イエス様の死と復活の意味を語り続ける者になりたいと願います。