小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

キリストのための苦しみは恵み

「恐れるな。
 私たちとともにいる者は、
 彼らと ともにいる者よりも多いのだから。」
                

                                                 f:id:koumi2016:20160627201619j:普通  Ⅱ列王 6:16

 

<キリストのための苦しみは恵み>    ピリピ1:27~30

 人間は、苦しみより苦しまないで生きることを自然に選択する傾向があります。パウロも救われる前は苦しみよりも苦しまない方を選択していたことでしょう。しかし、パウロは自分がいただいた恵みの価値を知ることにより、その福音をどうしても人々に伝えずにはいられなかったのです。
 パウロはキリストのために苦しむことも恵みであると教えています。
リビングバイブルでこの箇所を読むと次のように書かれています。「あなたがたは、ただ、キリスト様を信じるだけでなく、キリスト様のために苦しむという特権をも与えられているのです。」苦しみが特権である。
普通、人間は苦しむことを特権であるとは考えません。しかし、パウロ使徒たちもそうでしたがキリストのために迫害されることを特権として受け取り、彼らは心から本気で喜んだのです。どうして彼らは苦しみを喜ぶことができたのでしょうか。それは、彼らが苦しみを受けるということは、キリストに属する者であると認められた証拠として理解したからです。使徒5:17~42参照。
 パウロはピリピの教会の兄弟姉妹たちにキリストに属する者とされた自覚をもって生きるようにと勧めています。ピリピ1:27参照 「ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい。」この「ふさわしく生活する」という言葉には、本来、「市民の一員としてふさわしく生活しなさい」という意味が含まれているのです。キリスト者ならばキリスト者らしく、キリスト者としての特権をいただいた者として、キリストの福音にふさわしい生活を送ることが私たちに求められるのです。
 では、キリストの福音にふさわしい生活とは具体的には何に意味しているのか。それは御霊の実を結ぶ生活です。ガラテヤ5:22~24参照。
私たちは、自力で御霊の実を結ぶことはできない存在であり、自分だけではサタンの誘惑に打ち勝つこともできない者たちです。でも、支えてくれる兄弟姉妹がいるならば簡単に打ち負かされることはありません。ですから、最低一週間に一度は兄弟姉妹の顔を見て、互いの安否を確認し、再び戦いの場に戻る力と勇気をいただきたいと思います。
私たちの戦いは、勝敗の分からない不確かな戦いではありません。すでに勝利の確定している戦いです。ヨハネ16:31~33参照。希望をもって愛する家族や友人や知人たちが救われる日が来ることを信じキリストのために受ける苦しみを特権として受け取り直し、主のご命令に喜んで従う姿をとおして、救いのすばらしさを伝える者に変えられていきたいと願います。