小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

死からいのちに移されて

「神は高ぶる者には敵対し、
 へりくだる者には 恵みを与える。」
                

                                                 f:id:koumi2016:20160627201619j:普通  ヤコブ 4:6

 

<死からいのちに移されて>    ヨハネ5:24~30

 私たちは、驚くべき宣言をイエス様の口から聞くことができます。それは、イエス様を信じる者が将来、永遠のいのちを持つ者とされるだけでなく、今、すでに信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきにあうことなく、死からいのちに移されているという驚くべき宣言です。
 私たちが「すでに死からいのちに移されている」とはどういう意味なのでしょうか。ヨハネ福音書の著者であるヨハネは、永遠のいのちを持つ者に現れる特徴を次のように上げています。「私たちは、自分が死からいのちに移ったことを知っています。兄弟を愛しているからです。」Ⅰヨハネ3:14~15参照。この箇所から分かるように、私たちがすでに永遠のいのちを持っていることは、兄弟を愛していることによって明らかになるという意味です。
永遠のいのちという言葉をイエス様に置き換えて考えてみてください。永遠のいのちを持つとは、イエス様を持つということです。私たちは、イエス様を信じた時、イエス様と一つにされました。イエス様と一つにされた者には、イエス様が人々を愛されたように同じように愛する者になることが求められます。
 今、日本は大きな試練の中に置かれています。福島の地に自分の家をもちながら自分が地上に生かされている間にその家に戻ることのかなわない人々、度重なる地震や洪水や大雨で自分の家や家族を失った人々も沢山おられます。そして、何より天の父なる神様のもとを離れ、滅びに向かって歩んでいる迷える魂がこの日本中に満ちています。

 イエス様は、今、私たちに「わたしに聞く者になる」ようにと招いておられるのです。イエス様に聞く者とは、単にイエス様が語られた言葉に耳を傾けるだけでなく、イエス様がお命じになられることに真正面から本気で取り組み、差し引きなしでみことばが命じるままに従って生きる人になることです。私たちは、どうでしょうか。イエス様に聞く者になっているでしょうか。私たちは、弱い者です。すぐに計算し、目先の利益を優先し、第一にしなければいけないことを後回しにしていることが往々にしてあるものです。私たちにはみことばの約束の真実さを体験できるチャンスが与えられているのです。その機会をみすみす逃している場合があるのです。
エス様は自分のいのちを犠牲にして滅びなければならなかった私たちに永遠のいのちを与えてくださったのです。その事を思い出すとき、どんな犠牲も果たして犠牲と呼べるほどのものであるのかどうかを再検討しイエス様が体験なさった苦しみのほんの一部にでも与ることができるならそれを何にも勝る喜びと受け取ることのできる者に変えられたいと願います。