小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

恵みと平安があるように

「主のことばは力強く広まり、
 勢いを得ていった。」
                

                                                 f:id:koumi2016:20160627201619j:普通  使徒 19:20

 

<恵みと平安があるように>    ピリピ1:2

 パウロは、手紙の冒頭に恵みと平安があるようにと祝福の祈りを記しています。恵みという言葉には、魅力、親切、思いやり、優しさ、愛情、好意、あわれみなどの意味があります。神様が私たちに与えてくださる恵みの豊かさをパウロとピリピの教会の関係から教えられたいと願います。
 ピリピの教会は、パウロの宣教の働きをずっと祈りと献金で支援し続けた群れでした。4:14~18参照。彼らがパウロを支援したのは、パウロを単に慕い愛していただけでなく、宣教に対する情熱があったからこそ、貧しい状況下でも喜んで捧げることができたのです。Ⅱコリント8:1~4参照。パウロは、祈りと献金に込められたピリピの教会の兄弟姉妹の宣教に対する熱い思いが何より嬉しかったのです。
宣教に対するパウロたちの情熱は、2000年を経た現在も確実に継承されています。同盟教団の創設者であるフレデリック・フランソンは、中国、日本、モンゴル、インド、アフリカ、南米諸国に宣教師たちを派遣した人です。フランソンは、意欲的に世界中を飛び周り、宣教が拡大するために働きます。1891年に彼は日本に15名の宣教師たちを派遣します。その宣教師たちは、日本で福音が伝えられていない未伝地を求め、飛騨の山岳地方にも足を運び、熱心に宣教しました。同盟教団は、彼らの宣教スピリットにならい、人口の集中する都市部だけでなく、人口の少ないところにも宣教し、教会を建て、福音がすべての人々に届けられるようにと取り組んできた教団です。さらに、国外に宣教師を派遣することにも力を入れ、沢山の宣教師家族を派遣し続けています。この宣教に対する情熱を失わない限り教会の働きは祝福されるのです。そして、私たち自身が受け取った恵み(受けるに値しない者がいただくプレゼント)を次の世代に継承することが求められています。
 私たちは、最終的にみな神様の御前でどう生きてきたかを問われるのです。勇気を出して福音を宣べ伝える者になろうではありませんか。すべての人が最初から好意的に福音を聞いてくれる場合ばかりではないかも知れません。しかし、私たちも以前、彼らと同じだったはずです。私たちにあきらめずに福音を伝え続けてくださった方がいたことを思い出し、今度は、私たちが福音を運ぶ器となり、人々の救いを心から自分のことのように喜べる者に変えられたいと願います。
家族や友人や知人に対し、恵みと平安があるようにと言える関係になることができるように祈りつつ宣教する者になろうではありませんか。