小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

神の救いの豊かさ

「わたしはあなたを異邦人の光とし、 
 地の果てまで救いをもたらす者とする。」
                

                                                 f:id:koumi2016:20160627201619j:普通  使徒 13:47

 

<神の救いの豊かさ>    エペソ6:23~24

 すべての人は生まれながら罪をもつ存在であり、罪人であるがゆえに人間関係にトラブルが絶えません。それは昔も今も同じです。ですから、エペソ人への手紙を自分に向けて書かれたものとして受け取り自分の生活に適応するなら多くの恵みを体験することができるのです。
 神の恵みの豊かさは、神の選び(1:4)にはじまり、御子の十字架の罪の贖い、御霊による信仰告白と私たちの救いに関するすべての事柄に神が働いておられる点にあります。そして、信仰が与えられるとそこに平安も与えられるのです。この平安は、神と人間の関係における平和の事です。救われる以前、神と人間は敵対関係にありました。神は罪を犯す人間に対しその罪に対する代償を求められるお方です。罪に対する代償は、死です。人は、肉体の死と霊の死を罪に対する代償として支払うことになりました。霊の死とは、創造主なる神との霊的な交わりができない状態の事です。人は、救われる以前、罪の奴隷となり、罪を犯し続け、サタンの誘惑に自力で勝つことのできない無力な存在でした。
しかし、キリスト(主)と出会い、福音を聞き、信仰を与えられることにより、罪ののろいから解放され、サタンの誘惑に対してnoと言える者に造り変えられます。ですから、現在、私たちには罪を犯さない選択肢があります。そして、主を信じる者は、本当の意味で人を愛せる者に変えられます。その愛は、人のうちにもともとある愛ではありません。人間のうちにもともとある愛は、利己的な愛です。しかし、パウロが祝福の祈りの中で使用している愛は、神の愛です。神の愛は、無条件の愛です。奪う愛ではなく、無限に与え続ける愛です。その神の愛を私たちは父なる神とキリストからいただくことができます。さらに、私たちには朽ちることのない愛も与えられています。その不滅の愛で主を愛することが求められるのです。主を愛するとは主の命令に従うことです。主の命令は、互いに愛し合う者になることです。
さらに、召された者には召しにふさわしい生活を実践することが求められます。その生活は礼拝を中心に据えた営みです。これを実践するには犠牲が伴います。しかし、本当に神の祝福に与りたいと願うならば何かを犠牲にしなければなりません。あれもこれもと欲張るならば結局大きな代償を払うことになります。
神は、ご自身を愛する者たちを豊かに祝福してくださるお方です。ローマ8:28参照。
目に見えるものに惑わされることなく、見ることのできない朽ちることのない永遠のいのちに与る者と召された身であることを自覚し、その召しにふさわしい生活を選択し、私たちの生き方を通して、主に立ち返る人々が起こされることそれが神の救いの豊かさです。