小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

自分のからだのように愛しなさい

「金銀は私にはない。
 しかし、私にあるものをあげよう。
 ナザレのイエス・キリストの名によって立ち上がり、
 歩きなさい。

              

                                                 f:id:koumi2016:20160627201619j:普通 使徒3:6

 

<自分のからだのように愛しなさい>    エペソ5:25~33

 今日の教会に元気がない一つの理由として、夫が本来の役割を担っていない厳しい現実があげられます。家庭において夫が自分に与えられた役割を自覚し、妻を愛しているならば妻も喜んで夫に従うことでしょう。そして、夫婦が愛し合い互いに喜んで仕え合うところに秩序が与えられ、子どもたちも安心して成長できる場所を得られるようになります。
 では、パウロは夫に対しどのように妻を愛するようにと勧めているのでしょうか。

パウロは、キリストが教会を愛されたように夫は妻を愛するようにと勧めています。25節参照。キリストは、教会を愛されたお方です。教会とは、ギリシャ語でエクレーシアといい、その意味は呼び集められた群れです。私たちは、一人一人神様から召され、呼び集められ、今、共に神様を礼拝する群れとされています。イエス様は、私たちを召すために十字架にかかりご自身のいのちを犠牲にしてくださったお方です。文字通り、イエス様の愛は、自己犠牲の愛です。パウロは、そのイエス様の自己犠牲の愛をもって妻を愛するようにと勧めています。これは実に驚くべき勧めです。自分のいのちを犠牲にしてもよいと本気で思えるほど私たちは妻を愛していると言えるでしょうか。残念ながら妻のために喜んで死んでもいいと思っている夫はそう多くはないと思われます。パウロは、夫に対し、自己犠牲の愛を示すように勧めた後、さらにキリストが教会のためにご自身を犠牲にされた目的を述べています。26~27参照。
 キリストが十字架で流された血は、私たちの犯すどんな罪もきよめることのできる完全なものです。そして、一度救った者たちをキリストは決して見捨てられることなく、その人を滅びから守り続けてくださるお方です。キリストは、教会のために喜んで犠牲を払い、教会に「愛」と「保護」を与えておられるのです。それと同じように夫には、妻を愛し保護する責任があります。妻を愛するとは自分の妻を自分のからだのように愛することです。夫が本気で妻を愛することを選択するとき、妻も本気で夫に従う者になります。そして、互いに愛し合う夫婦が心を一つにして祈り、力を合わせる時、家庭に変化が起こり、教会にも変化が起こり、教会が元気を回復し宣教も進むのです。