小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

受けるより与える者となる

「父よ、彼らをお赦しください。
 彼らは、自分が何をしているのかが
   分かっていないのです。

              

                                                 f:id:koumi2016:20160627201619j:普通 ルカ 23:34

 

<受けるより与える者となる>    エペソ4:28

  個人主義が尊ばれ、人より得をすること、いかに楽をして儲けるかという事ばかりに関心をもち、不当なやり方で収益を得て、貪りの罪を犯し続けている現代。私たちも気づかないうちにその影響を受けているのではないでしょうか。
 エペソの教会には盗みをしていた兄弟姉妹たちがいたのです。なぜ、彼らは窃盗を働いたのでしょうか。異教世界においてキリスト者になるということは、あるいみ仕事を失うことも覚悟しなければならない厳しい状況がありました。新しく仕事に就くことは、簡単なことではありません。でも、窃盗を働きこともできません。なぜなら、救いに与った者は、すべてを知っておられ正しく裁かれる神様を信じる者になったからです。ですから、パウロは盗みをやめ、正しい仕事をして与えられた正当な賃金の中から困っている人に分け与える者になるようにとエペソの教会の兄弟姉妹たちに勧めたのです。
 私たちは、どうでしょうか。盗みの罪を犯してはいないでしょうか。それは、私たちの仕事に対する取組み方と関係があります。会社に勤めている方は、会社から何時から何時まで決められた仕事することで報酬として賃金を受け取ります。その決められた時間内に怠け心が働いて、仕事の手を抜くということはないでしょうか。これも雇い主から盗んでいることになります。逆も同じです。自分が経営者であり、人を雇用している場合、正当な賃金を払わないとしたらそれも盗みです。それは個人だけに限らす、日本全体にも言えることです。なぜなら、日本の企業の多くは、海外に工場を建て、現地の人々を安い賃金で働かせ、莫大な収益を得るという搾取の罪を犯しているからです。地の塩としての役割が求められる私たちは誠実に働き、与えられた報酬の中から困っている人々に分け与えることにより神様の愛の業に参与する者になることが期待されています。
 イエス様が私たちの一番の模範です。イエス様は与えられた賜物を惜しみなく分け与えられたお方です。また、イエス様は言われました。マタイ6:33参照。使徒16:31参照。神様の約束は、真実です。神様は、ご自分の命令を守る者に恵みを千代にまで施ししてくださるお方です。出エジプト20:6参照。
自分の代でこの祝福を途絶えさせてしまうことがないように自分に与えられた責任を果たし、言葉と行いにより、主から与えられた信仰を現し続け、受けるよりも与える者の幸いを証する者に変えられていきたいと願います。