小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

牧師が立てられた理由と目的

「信仰の創始者であり 
 完成者であるイエスから 
 目を離さないでいなさい。

              

                                                 f:id:koumi2016:20160627201619j:普通 ヘブル 12:2

 

<牧師が立てられた理由と目的>    エペソ4:11~13

 パウロはエペソの教会の兄弟姉妹に対し、主が立てられた人々がどのような人々であり、その働き人が立てられた理由と目的を記しています。これは主のからだを形成する私たちが共通した理解をもち一致して宣教する群れとなるために必要な認識です。この手紙が記された当時に限定された働き人として使徒預言者がいました。使徒の条件は、使徒1:15~26参。
次は預言者です。彼らは単に将来起ることを予告するだけでなく、神のことばを語る働きもしていました。使徒11:27参。次の伝道者とは開拓伝道をした人々です。この伝道者の働きは今も継続しているものです。最後は牧師と教師です。この二つは二つの別々な務めというよりも一対になった二つの働きです。なぜなら、牧師の務めの中で教える務めは大きいものだからです。
 では、牧師の立てられた理由と目的は何でしょうか。12節参。それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げることです。
聖徒とは、福音を受け入れ、信仰をもち、洗礼を受けて教会員となった人々です。その人々を整えて奉仕の働きをさせることが牧師の立てられた理由であり、目的です。
 私たちは、救いに与り、その後、成長しなくても良いというわけではありません。洗礼はゴールではなく、スタートです。救いに与った者たちが霊的に大人になりキリストのご性質に似た者になるには、実際にみことばに従って生きることが必要不可欠です。教会は、救われた人々に対し奉仕することを勧めてきました。聖書のお話しをすることも霊的に成長する一つの機会になります。なぜなら、お話しをするには自分が聖書に書かれてある真理を理解しなければならないからです。しかし、知的な理解だけが増し加わり体を用いた実践面での奉仕が欠けるということも起こります。そこで体を使った奉仕にも積極的に関わり、仕えることの喜びを体で体験していくことも必要です。自分のためだけに生きていた空しい過去の人生を繰り返さないためにも、人々の救いに繋がることのために自分に与えられた時間と賜物を捧げる者になりたいと思います。
 私たち一人一人が喜んで教会のために奉仕することにより、主の教会は建て上げられて行くのです。私たちは、同じ主に召された者たちです。召された目的を果たすために、主から与えられた賜物を用いて互いに仕え合い、主のからだである教会を共に建て上げるという光栄な務めに参与させていただこうではありませんか。