小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

神の予定とその目的

「自分の敵を愛し、
 自分を迫害する者のために祈りなさい。」

                                     
                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain マタイ5:44

 

<神の予定とその目的>      エペソ1:5~6

 人間が予定を立てる場合、あらかじめ計画した通りにできない場合があります。しかし、神の予定は、その計画した通りになります。私たちの救いもその神の予定によるものなのです。私たちは、自分が救われるまで自分の救いが神のご計画の中であらかじめ定められていたことが分からない者たちでした。私たちには、不思議なことですが神は、御子(キリスト)をとおして、永遠の昔から救う者を選んでくださり、その選びが人間の行動によって変更されるような不確かなものでないことを「あらかじめ定めておられました」5節とのみことばで保証してくださったのです。これは、自分の救いを疑い易い私たちにとって平安の根拠となるすばらしい宣言です。
さらに、私たちが目を止めたい点は神が私たちを「ご自分の子にしよう」5節と、愛をもって、あらかじめ定めておられた事実です。人間が神の子(養子)とされるとは、救いの確かさを決定する上で重要な内容です。
思い出してみてください。神と人間は、もともと親子の関係のないものとして、この世に誕生しました。神と親子の関係を生まれながらにもっておられたのは御子だけです。ですから、旧約時代の神と人間の関係は主人としもべの関係でした。しもべは、主人の顔色を伺いながらいつ主人の怒りにふれ、罰を受けることになるかびくびくしながら生活しなければなりません。実際に旧約時代のイスラエルの民は約束の地を目の前にしながら不信仰の故に荒野で滅ぼされました。しかし御子が十字架にかかられ、人間の罪の罰を代わりに受けてくださることにより、御子を信じる者は、罪を赦され、神のもとに自由に行き来し、交わることが可能となりました。ヘブル10:19~22参照。
さらに、御子を信じた者には神の子という特別な身分と立場が与えられるのです。ヨハネ1:12参照。ですから、新約時代に生かされている私たちは、神と親子の関係に移されています。これは本当に驚くべき恵みなのです。
そして、子どもとされることにより、私たちは神との関係において平安をもつことが可能となりました。なぜなら、私たちが 神の命令に背いても、それによって神との親子関係が解消されることはないからです。
 受けた恵みの大きさを知った者には神の子として生きることが期待されるのです。救われる以前の古い生き方を捨て、御子を通していただいた新しい 命をもって恵みに富まれる父なる神と子なる神と聖霊なる神を礼拝し、御名をほめたたえる者になるという究極の目的を果たす者に日々造り変えていただきましょう。