小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

御霊によって歩む

「恐れないで、ただ信じていなさい。」

                                     
                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain マルコ15:36

 

<御霊によって歩む>       ガラテア5:13~26

 私たちは、救われた後も救われる以前の肉の性質があり、常に御霊(聖霊 )に満たされていなければすぐに肉の思いに心が支配され、考え方や生き方が救われる以前のものに戻ってしまいます。パウロはガラテヤの教会の兄弟姉妹が召されたのは自由を与えられるためであると教えています。では、何からの自由なのでしょうか。それは罪の力からの自由です。
 人間は、生まれながらに罪の性質をもち、サタンに誘惑されるがままもろもろの罪を犯し続けている者です。聖書が言うところの罪とは、自己中心です。 私たちの人生から争いが絶えることはありませんがその争いの原因は罪(自己中心)なのです。自分が正しく相手が間違っていると互いに考えている限り本当の意味での和解は成立しません。争いの絶えない状況の中で絶望の中でキリストと出会い、聖霊を心の王座にお迎えすることにより平安をいただくという恵みに与ります。しかし、心のうちに与えられた平安もずっと続くわけではなく、再び心の中が憎しみやねたみの思いに支配され、救われる以前の悪習慣に逆戻りすることもあるのです。どうしてなのでしょうか。それは、救われた後も私たちの心の中に古い自我が残っている為です。
 パウロは、自分の心の中の葛藤を正直に告白します。ローマ 7:22~25参照。聖霊と自我は、絶えず、私たちの心の中で対立しています。私たちは、日々、どちらの声に従うかを選択しているのです。ある時は、聖霊の声に従い、ある時は自我の声に従って生活しています。私たちが失敗する時、後悔する時は自我の声に従っている時です。
 パウロの結論は、結局のところ「御霊に導かれなさい」です。御霊に導かれるとは 、御霊に心の王座を明け渡し、御霊にすべてをおゆだねすることです。私たちは、自分でなんとかしようとする時に失敗します。自分の好きなようにやりたいように生きるならば救われる以前の肉の欲望のままの生き方に戻ってしまいます。ですから、私たちは自分の心の王座を常に御霊に明け渡し続ける必要があるのです。神様は、私たちを罪の力から解放してくださっただけでなく、御霊にすべてをおゆだねすることを求めておられるのです。私たちに罪を犯させようと誘惑するサタンに打ち勝つ唯一の道は、御霊におすがりすることです。そこに勝利の生活がはじまります。そして、私たちの心が御霊に支配され、同じ主にある私たちが心を一つにして祈る時、そこに一致が生まれ、教会にみこころが示されるのです。2018年度の教会の歩みが御霊によって進められるように共に祈り続けてまいりましょう。