小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

自分のために生きるのではなく

「人はパンだけで生きるのではなく、
 神の口から出る一つ一つのことばによる。」

                                     
                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain マタイ4:4

 

<自分のために生きるのではなく>       使途19:21~41

 人間の一番の関心は肉の問題です。アルテミス神殿の模型を造っていた職人にしても、群衆にしても、町の書記役にしても、みな自分の利益にしか関心がありません。人間は、自分に何か不利益が生じてくると目の色をかえてその利益を守ろうと必死になります。職人たちは、自分たちの仕事がなくなることを恐れたのです。群衆は、騒擾罪に問われることを恐れました。 町の書記役も町の治安を維持できなかった責任を問われることを恐れたのです。
 それは、彼らだけの事なので しょうか。私自身、彼らと同じ立場であったならば同じ行動をしていたでしょう。そして、今も私は彼らと同じような態度で生きているのではないかと考えさせられたのです。なぜなら、福音を宣べ伝えるとき、自分の身の安全を第一にしていることがあるからです。偶像を拝んでいる人々に対し、それがまことの神様でないことを教える責任が私にはあります。福音を受け入れなければ滅びることを大胆に語っていない自分がいます。困っている人がいても、見て見ぬふりをする時もあります。いざとなると自分を守ることしかしない利己的な自分であることを知っています。同じように霊的に生まれ変わっていない人間は、みな自分のためだけにしか生きられません。極端な話、自分さえよければ他の人が苦しんでいてもなんとも思いません。自分の家族だけ幸せならば友だちが困っていてもあわれみの心を閉ざすことができるのです。しかし、クリスチャンはイエス様を主として信じた時、霊的に新しく造り変えられ、イエス様と一つにされ、聖霊をうちに宿す者になりました。Ⅱコリント5:14参照。さらに、イエス様を信じることで神の子とされる特権を与えられ、イエス様の御名によって天の父なる神さまに祈り求めることのできる立場が与えられたのです。ヨハネ1:12参照。ですから、私たちが求めるならば神様から愛をいただき、その愛で人を愛せるようになるのです。ヨハネ16:22~24参照。
  感謝なことですが天の父なる神さまは、子とされた私たちの祈りを開いてくださり、その求めに応えてくださるのです。 イエス様の約束を信じて祈り求め続ける者になりたいと願います。そして、救われる以前の自分のためだけに生きるという空しい人生ではなく、主のために生きるという光栄な目的のある人生を主と共に歩む決断をしてまいりましょう。Ⅱコ リント5:13~15参照