小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

主の力強い励まし

「人を恐れるとわなにかかる。

しかし主に信頼する者は守られる。」
              

                                     
                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain 箴言29章25節

 

<主の力強い励まし>               使途18章1~18節

 バウロは、宣教する時、さまざまな苦しみを経験します。Ⅱコリント11:23~29 参照。神様は、そのような多くの苦難の中でパウロをいつも励まし続けてくださったお方です。その一つが今日の箇所の出来事になります。
 コリントの町でパウロは、敬虔なキリスト者夫妻と出会います。アクラとプリスキラ夫妻です。この二人の名前は、パウロの書簡に度々登場する名前です。この夫婦は、以前ローマに住んでいましたが迫害に合い、コリントに逃れてきて住んでいたようです。パウロにとって、アクラたちの存在は大きさ励ましとなったと考えられます。なぜなら、知り合いのいないコリントの町にきて仕事をすると言っても簡単に仕事が見つかるわけではありません。神様は、パウロがコリントに来る前に同じ主にある兄弟姉妹の夫婦をコリントの町に派遣され、パウロが宣教するうえで必要な収入を得ることができるように同業者のアクラたちを備えてくださっていたのです。神様の行き届いた配慮をここでも見ることができます。さらに、神様のパウロに対する励ましは続きます。5節参照。神様はパウロのもとにシラスとテモテという強力な助け手を送ってくださり、パウロは宣教に専念できるようになります。神様は、このようにパウロを励ましてくださるのです。しかし、福音はコリントの町でもユダヤ人から拒まれます。福音を拒む人々に対し、パウロは宣言します。6節参照。福音を拒んだユダヤ人のもとを去る決断をしたパウロが、次に向かった宣教の相手は、異邦人です。パウロは、神を敬うテテオ・ユストという人の家を拠点にして宣教を続けます。コリントの町におけるユダヤ人に対する宣教は、思った以上の成果を得られませんでしたが、このコストと会堂管理者の家族が救われたのです。7節参照。これはユダヤ人の救いを心から望んでいたパウロにとって大きな励ましになったことでしょう。ところが、パウロはここでスランプに陥ることになります。パウロも私たちと同じ弱さをもった人間です。不安になることや落ち込むこともあったでしょう。そんな彼を神様は、幻の中で励まされたのです。9~1O節参照。

「恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。わたし(神)があなたとともにいるのだ。」全宇宙と全世界を創造されたまことの神様がパウロとともにいてくださり、彼を守ってくださると約束してくださったのです。これにまさる励ましはありません。私たちも、同じ神様に日々守られながら、生かされていることを感謝しつつ宣教に励んでまいりましょう。