神に生かされて周りを生かす 廣瀬薫 師
「信仰によって、アブラハムは、
相続財産として受け取るべき地に出て行けとの召しを受けたとき、
これに従い、どこに行くのかを知らないで、出て行きました。」
へブル11章8節
<神に生かされて周りを生かす> ルカの福音書19章1~10節
●質問1:何故ザアカイは、この乗り物を選んだのでしょうか。
彼なりに人生の困難を生き抜こうとしたのです。私たちにとっても、乗り物は用意したが、幸せな目的地に着かなかったという経験は身近です。
●質問2:その乗り物はザアカイをどこに連れて行ったのでしょうか。
彼が何を失っていたものが3つあります。
①人間関係。誰にも愛されない孤独。ザアカイの家庭は壊れていたでしょう。
②自分との関係。自分を愛せない劣等感。
③神様との関係。神様からの命の養いを受けていない無力感。
この3つの関係は、人間が幸いに生きるためには、必ず3つとも満たされていなければなりません。
●質問3:人間を本来の姿に活かす力はどこにあるのでしょうか。
彼は3つの関係を回復します。誰も呼ばない名前を呼ばれて人格的関係を持つ温かさ。家に泊まる事は一つになる程親密な受容です。「アブラハムの子」と呼ばれ、救うだけでなく、神様の祝福の源として活かされ用いられる喜びを得ます。
●質問4:この後ザアカイは、どのように生きて行ったのでしょうか。
彼は「本物の取税人」「本物の金儲け」をする者として生きて行ったでしょう。クリスチャンになると、今までの事に神様の命が入って本来の姿に活かされるのです。
初代教会の急速な成長の要因はこれです。TCUが目指すのもこれです。あらゆる分野に、聖書のキリスト教世界観に立って「神の国」を造る人材がいるのが、リバイバルへの道です。
●質問5:では、私たちはどのように生きて行くのでしょうか。
同じ事が私たちにも与えられています。神様は私たちの名を呼んで愛します。
「聖霊の内住」が与えられています。
私たちは「アブラハムの子」です。(ガラテヤ書)
自分が救われて喜ぶだけでなく、回りに神様の祝福を広げる人生に活かされる大きな喜びがあります。皆さんは祝福を周りに広げる尊い拠点なのです。