小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

主にゆだねよ

「わたしは、よみがえりです。いのちです。
 わたしを信じる者は、
 死んでも生きるのです。」
               
                 
                f:id:koumi2016:20160627201619j:plain ヨハネ11章25節

 

<主にゆだねよ>       使途16:6~10

使徒の働きは、別名聖霊の働きと呼ばれます。その呼び名の由来は、使徒の働きの背後に常に聖霊様のご支配とお導きがあるからです。今日の箇所は、その呼び名がズバリ当てはまる箇所であると言えます。なぜなら、バウロたちの伝道旅行の行先を聖霊様が閉ざされ、別の道に彼らを導かれたからです。
私たちも、日々の歩みの中で同じような出来事を体験しているのではないでしょうか。自分の計画では、こうして、ああして、こうなるだろうと予想していてもその通りに行かない場合があります。準備不足の為に、予定どおりにいかない場合もありますが十分に準偏していてもなかなか思い通りに物事が進まないこともあります。特に、建てた計画が祈りつつ主のみこころを求めながらなされた場合、どうして神様はこの計画を予定どおりに進ませてくださらないのだろうかと不満に思うこともあります。パウロたちも、自分たちの計画が思うように進まずにどうして行く手が閉ざされるのかと当惑します。救われて間もないパウロだったら、自分たちの計画を強引に押し進めようと抵抗したかも知れません。しかし、パウロはイエス様と出会い、十数年が経ち、自分の人生は自分のものではなく、イエス様のものであることを体験し、すべてをイエス様におゆだねすることのできる人に変えられたのです。私たちもパウロのようにイエス様におゆだねすることのできる者に変えられたいと願います。箴言16:1~3参照。
私たちの人生の主権者は、神様です。私たちはいろいろと人生の計画を立てますがそれがどのような結果になるか決定されるお方がおられることを忘れてはなりません。私たちは自分の計画したことが絶対であると思い上がることもありますがすべてを知っておられる神様が私たちの計画をご覧になられ、御心のままにその計画を修正されることもあることを覚えましょう。将来のことを祈りつつ計画することは確かに必要なことですがその計画を変更する余地を残しつつ、いつでも柔軟に計画を変更できる謙虚さを身につけたいと願います。
パウロたちは、 自分たちの計画が留められたことを神様の導きであると受け止め、自分たちの計画を見直す時であると判断し、新しく示された宣教地に向かうことがみこころであると確信します。こうして記念すべきヨ一ロッパ宣教の第一歩が進められたのです。使徒1:8参照。
私たちも、宣教の主が主権者であられ、主から遣わされた聖霊様の導きに従って、主のご計画だけがなることを期待し、すべてを主にゆだねつつ、開かれた道を大胆に進んで行く決断をいたしましょう。