小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

礼拝者の態度

「ただ、主を恐れ、心を尽くし、
 誠意をもって主に仕えなさい。
 主がどれほど偉大なことを
 あなたがたになさったかを見分けなさい。」 

                

                  f:id:koumi2016:20160627201619j:plain Ⅰサムエル12章24節

 

<礼拝者の態度>   使途(acts)7:44~50

ステパノに対する3つ目の訴えは、彼の宣べ伝えていた福音の内容が神殿を破壊することに繋がる恐れがあるというものでした。確かに、イエス様は、「この神殿を壊してみなさい。わたしはそれを3日で建てよう」と言われたことがありました。ヨハネ2:19参照。

人々は、目に見える神殿のことをイエス様が言われたと誤解しましたがイエス様は自分の肉体のことを言われ、十字架に死んで3日目によみがえられることを預言されたのです。ステパノは、目に見える神殿のうちにだけ神様が臨在されていると信じて疑うことをしない人々に対し、神様がどのように礼拝されてきたお方であるかをイスラエルの歴史を通して教えていきます。
アブラハムは、祭壇を築き、神様を礼拝していました。その後、モーセの時代になるとあかしの幕屋において、神様が礼拝されるようになり、その後、神殿が建設され、その神殿において礼拝が捧げられるようになりました。いつのまにか人々は、エルサレムの神殿における礼拝だけがまことの礼拝であると考えるようになります。
イエス様は、まことの礼拝に欠かすことのできない罪の悔い改めのない礼拝はもはや礼拝ではなく、そのような形式的な礼拝を神様は受け入れてくださらないと彼らの罪を断罪されました。イエス様は、目に見える神殿を軽視されたのではなく、高慢な心でどんなに多くの動物を捧げても、献金しても、それらのものを神様は喜ばれないことを告げ、へりくだった心で礼拝する者になることを求められたのです。イザヤ66:2参照。
これは今も変わらない真理です。そして、神様は、私たちに聖霊を与えてくださり、私たちを霊的に新しく造り変えてくださり、私たちを聖霊の宿る宮としてくださいました。ですから、私たちは、自分の体をもって目に見ることのできない神様の存在をこの世に証する使命が与えられています。これは実に光栄な務めであり大きな責任の伴うものです。私たちは、この使命をいのちがけで実行することが期待されています。偶像崇拝に満ちた日本において、まことの神様だけに仕えることは容易なことではありません。しかし、不可能なことではないのです。私たちの信仰の先陣たちが信仰の戦いを勇敢に戦い貫き、勝利のうちに天に凱旋しています。
彼らの生き方にならうものとなり、祈りつつまことの神様だけを畏れた生活を実践する者になりたいと願います。誘惑に弱い私たちですがだからこそ、共に集り、共に祈り、共に礼拝する群れであり続けましょう。