小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

礼拝の生活、礼拝の生涯

「信仰の創始者であり、

 完成者であるイエスから

 目を離さないでいなさい。」              

                     f:id:koumi2016:20160627201619j:plain へブル12章2節

 

<礼拝の生活、礼拝の生涯> 使徒(acts)5:33~42

 使徒たちの弁明が終わると、議会の中に使徒たちに対する殺意が生まれました。自分たちの命令に背き宣教し、イエス様に対する議会の判決が間違っていると、罪を指摘されては流石の議会も黙っていることはできません。なぜなら、彼らは人一倍神様に対し、忠実に誠実に仕えてきた者たちであるという自負があったからです。ところが議会の中にひとり冷静に物事を受け止めていた人物がいました。34節参照。ガマリエルは、殺意に燃える議員たちを説得します。35~40節参照。

ガマリエルは、これまでも群衆を扇動し、騒ぎを起こす人々が現れたがそれらの人々の影響力は一時的なものであり、自然消滅して行った事実をあげ、議員たちを説得します。議員たちは、ガマリエルの言葉に冷静さを取り戻し、懸命な判断を選択することができました。

一方、使徒たちは、御名のためにはずかしめられたことを喜び、感謝し、再び、イエス様の教えを実行する生活に戻ります。私たちは、使徒たちの行動から何を学ぶことができるのでしょうか。それは、人を恐れることなく、主を畏れた生き方を実行することが求められているということです。

主を畏れた生き方とは、礼拝と生活の二本立てではなく、礼拝しつつの生活、生活の中の礼拝、礼拝の生涯をおくることです。使徒たちは、毎日、宮や家々で教え、イエス様がキリストであることを宣べ伝え続けました。私たちも、使徒たちの生き方にならい目に見えない神様を意識した生活を実践する者になりたいと願います。私たちが本気で神様を礼拝して生きる者となる時、宣教の働きも前進し始めるのです。

「人から出たものならば、自滅してしまうでしょう。しかし、もし神から出たものであるならば、あなたがたは彼らを滅ぼすことはできないでしょう。もしかすれば、あなたがたは神に敵対する者になってしまいます。」

キリスト教の歴史は、迫害の歴史です。闇は、光の存在を喜びません。それは、光が闇の悪しき業を明らかにするからです。神様を畏れない人々は、キリスト者を迫害しますが、完全に滅ぼすことはできません。逆に、迫害する者たちが滅びていくのです。その事実は、歴史が証明しています。キリスト者を迫害したローマ帝国は滅びていきました。ですから、神に敵対する歩みではなく、神に喜ばれる歩みを求め続け、絶えず、みことばを学び、みことばに生き、共に礼拝する群れでありたいと願います。